Create Cohesive Material プラグインを使用してユーザ材料を作成する

Create Cohesive Material プラグインは、Simulation Composite Analysis の粘性材料に対して完全な材料応答を定義します。

具体的には、材料剛性、表面力、損傷の開始および軟化タイプを定義します。粘性材料の損傷応答を定義するいくつかのオプションがあります。

• 開始基準は、粘性要素の破損開始を決定する方法を定義します。最大応力と二次応力が使用可能なオプションです。
• 軟化タイプのオプションは、破損開始後の要素剛性の低減を計算する方法を定義します。変位、エネルギー、混合モード エネルギーのオプションがあります。
• これらの材料オプションの詳細については、「理論マニュアル」を参照してください。

この例では、DCB サンプルでは純粋なモード I で荷重されているため、最大応力の損傷の開始とエネルギー ベースの損傷の進展基準が使用されます。

粘性材料の特性を決定するには、さまざまな方法があります。下の特性はデモンストレーションの目的で示されています。特性決定の完全な説明は、このドキュメントで取り扱う範囲を超えています。粘性特性の詳細な説明とその値を決定する推奨方法については、「理論マニュアル」の「エネルギー ベースの材料劣化」セクションを参照してください。

次の手順では、Create Cohesive Material プラグインを使用してユーザ材料を定義します。

1. メイン ツールバーから[Plug-ins] > [Autodesk] > [Create Cohesive Material]を選択します。
2. 材料名に Cohesive_Material と入力し、Knn に 9500、Kss と Ktt に 1070、Sn に 10、Ss と St に 30 を入力します。
3. [Maximum Traction] Initiation Criterion (最大表面力開始基準)、[Energy] Softening Type (エネルギー軟化タイプ)を選択し、[Fracture Energy](破断エネルギー)値に 0.01 を入力します。
4. ダイアログ ボックスは次のように表示されます。[OK]をクリックし、材料を作成します。