特定の状態変数のコンター プロットを表示するのは、ラジエーター タンクの構造性能を評価するのに最適な方法です。特に、ここでは SDV1 (破壊状態)と SDV9 (母材の接線ヤング率)を確認します。
- ジョブが完了したら、メイン ツールバーからをクリックし、radiatortank_output.odb を開きます。これにより出力データベースファイルが開き、Visualization モジュールに切り替わります。ビューポートには変形していないタンクが表示されます。
- をクリックしてコンター プロットを表示します。
- 出力変数のリストから SDV9 を選択します([Result] > [Field Output])。SDV9 は、母材材料の接線弾性ヤング率を表します。
- 圧力がタンクに適用されたら、解析ステップの最初から最後まで SDV9 を監視します。SDV9 は材料の軟化があるかどうかを示します。
- 複合材料パーツの破壊状態を確認するには、SDV1 に切り替えます。値が 1.0 の場合は、複合材料が破損していないことを示します。値が 2.0 の場合は、複合材料が破損していることを示します。
- 破損の進展を確認するため、ステップ時間 = 0.74 から 0.76 まで SDV1 を監視します。ラジエーター タンクは増分ごとに増加する圧力で荷重されるため、非常に速く破損します。ステップ時間 = 0.76 でタンクが完全に破損したことを確認できます。