射出成形パーツの構造解析を実行するには、次の手順に従います。
Moldflow で射出成形パーツの繊維方向を予測するために解析を実行します。Advanced Material Exchange で使用するには、充填 + 保圧解析順序が必要です。充填 + 保圧解析を使用して複合材料の動作を予測します。
射出成形された複合材料では、繊維方向の分布は層状の性質を示し、充填速度、成形条件、材料動作、および繊維のアスペクト比と密度の影響を受けます。繊維の動作が適切に考慮されない場合、方向レベルを過大評価する傾向があります。充填 + 保圧解析順序を使用することで、広範な材料および含有繊維の方向予測の精度を改善できます。
Abaqus を使用して、パーツの構造モデルを作成します。メッシュ、材料、境界条件、荷重を含めて解析を設定します。次に、パーツのメッシュを Advanced Material Exchange にインポートします。
Advanced Material Exchange で使用する構造モデルに、Moldflow モデルから繊維方向をマッピングします。射出成形パーツの構造モデルに繊維方向をマッピングすることで、より高精度な構造レベルの有限要素解析を実行できます。マッピングの質を評価し、さらに細分化が必要かどうかを判断できます。
構造解析を実行するために、入力ファイルと構造インタフェース ファイル(.sif)をエクスポートします。入力ファイルには、パーツ ジオメトリ、メッシュ、荷重、境界条件、および完全に特性が指定された材料モデルが含まれています。構造インタフェース ファイルには、マッピングされた繊維方向が含まれています。
解析用にモデルを送信するには、入力ファイルおよび構造インタフェース ファイルが同じフォルダ内にあることを確認して、通常の方法でコマンド ラインから送信します。入力ファイルと構造インタフェース ファイルの名前は同じである必要があります。例、jobname.inp および jobname.sif。