テキスト エディタを使用してフィールド出力要求を変更する

荷重ステップを作成し、非線形解析コントロールを定義したので、次に結果ファイルへの出力を指定できます。Abaqus/Viewer で、Simulation Composite Analysis によって生成された繊維および母材の損傷状態を確認するには、まず、結果ファイルへの状態依存変数(SDV)の出力を要求する必要があります。

  1. *Output を検索することで、出力定義を見つけます。
  2. 定義は次のように表示されます。 
    *OUTPUT, FIELD, VARIABLE=PRESELECT
  3. VARIABLE=PRESELECT を削除します。このパラメータは、出力変数の既定のリストが出力データベースに書き込まれることを示します。状態変数はこのリストに含まれていないため、各出力変数を個別に要求する必要があります。
  4. 次の行を追加します。 
    *Element Output, directions=YES
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16
S, E, SDV
*Element Output, directions=YES
17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24
S, E, SDV
    • 最初の行 *Element Output, directions=YES は、出力データベースに要素の変数と断面点を書き込みます。directions=YES パラメータは、要素の材料方向をデータベースに書き込むように指定します。
    • 2 行目の 1、2、3、..は、出力変数が計算されるレイヤー状要素の特定の断面点を示します。各行に許容される断面点の最大数は 16 であるため、これらのコマンドは 2 つのインスタンスが必要になります。
    • 3 行目の S、E、SDV は、変数識別キーのリストです。S は応力成分、E はひずみ成分の合計、SDV は状態変数を表します。
  5. これで定義は次のように記述されます。 
    *OUTPUT, FIELD, VARIABLE=PRESELECT
*Element Output, directions=YES
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16
S, E, SDV
*Element Output, directions=YES
17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24
S, E, SDV
  6. ファイルを保存します。

    7. Simulation Composite Analysis に固有の唯一の変更は、要素の出力変数識別キーのリストに SDV を追加することです。

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親トピック: Abaqus 用に解析手順を作成して、フィールド出力を定義する