MSC Nastran 用 Simulation Composite Analysis

Simulation Composite Analysis が MSC Nastran をどのように扱うのかを学習します。

MSC Nastran 用 Simulation Composite Analysis は CONNECT SERVICE および GENUDS のユーザ定義サービスによって実装されます。ユーザ材料定義は、バルク データ ファイルを直接修正することにより手動で作成されます。Windows 上で実行する場合と Linux 上で実行する場合ではいくつかの違いがあることに注意してください。

Windows のバッチ モード

Simulation Composite Analysis は Windows バッチフ ァイルをインストールし、コマンド ラインから Simulation Composite Analysis を実行して MSC Nastran バルク データ ファイルを簡単に実行できます。

このファイルは ASCADIR¥bin¥msc-compan.bat にあり、特定のニーズに応じてテキスト エディタを使用して修正することができます。このファイルを実行するには、次の手順に従います(下図を参照)。
  1. MSC Nastran バルク データ ファイルを .bdf という拡張子を付けて保存します。
  2. デスクトップまたはスタート メニューのショートカットを使用して Simulation Composite Analysis コマンド シェルを開きます。
  3. 手順 1 で保存したファイルが保存されているフォルダに移動します。
  4. 次のコマンドを使用してジョブを実行します。
    msc-compan PATH FILE
    ここで、PATH は nastran.exe ファイルへのパスで、FILE はバルク データ ファイルの名前です。

注: nastran.exe ファイルの場所が不明の場合は、コマンド シェルに msc-compan と入力すると有効なパスが返されます。

Linux のバッチ モード

Simulation Composite Analysis とともにインストールされる Linux シェル スクリプト ファイルを使用すると、コマンド ラインから Simulation Composite Analysis を実行して MSC Nastran バルク データ ファイルを簡単に実行できます。

このファイルは ASCADIR/bin/msc-compan.sh にあります。ここで、ASCADIR はマシンのインストール フォルダです。このファイルを実行するには、以下の手順に従います。
  1. MSC Nastran バルク データ ファイルを .bdf という拡張子を付けて保存します。
  2. Linux コマンド プロンプトを開き、手順 1 で保存したファイルを含むフォルダに移動します。
  3. 以下に示すように msc-compan.sh ファイルおよび Nastran 実行可能ファイルの場所を指定してジョブを実行します。
    $ /diana/autodesk/asca2015.1/bin/msc-compan.sh /diana/msc/20131/bin/nast20131 Example.bdf