はじめに

このチュートリアルでは、Simulation Composite Analysis の粘性要素機能を使用したダブル片持ちビーム(DCB)モデルを解析する手順を順を追って説明します。 この問題は、一方の端が固定されて 1 レイヤの粘性要素によって分割された、一方向(繊維方向が見本の長いエッジに平行)複合材料ビームから構成されています。ビームの自由端上の反対の両方向に適用された等しい変位により、自由端ではく離が発生し、純粋なモード I 破断の固定端に向かって伝播します。DCB 寸法と荷重を次に表示します。

ビームは層に CHEXA 要素を使用し、粘性層に CIFQUAD 要素を使用します。

このチュートリアルでは、モデルの作成と結果の解釈の順を追った手順を説明しています。ユーザには Patran 環境での経験があると想定し、基本的なモデリング詳細は省略します。Patran に慣れていない場合は、このチュートリアルを完了する前に MSC Nastran または Patran のドキュメントを参照してください。

このチュートリアルの完成したバルク データ ファイル(ASCA_Tutorial_4_Nastran_Completed.bdf)は、ここからダウンロードできます。