Transformer と Lattice Rig のベストプラクティス

Transformer Rigをセットアップするときは、以下のようにすることをお勧めします。

• オプションウィンドウで、Fitting MethodをExplicitに設定します。

  多くのサーフェスを含んだ大きなファイルで作業する場合は、Adaptive Fitting Methodは、より厳密な計算を必要とし、リギングプロセスの速度を落とします（この点ではこの機能は必要ないかもしれません）。

  
• モディファイアをセットアップするときは:

  カーブ、サーフェス、コンストラクションポイントを使用することができます。

  トリミングした境界エッジまたはサーフェス境界をモディファイア（フリーまたは定義済み）に使用する場合は、まず境界を複製し、その複製を代わりに使用します。

  次の例では、トリミングした境界をドラッグして、このシェイプを伸長します。

  
  1. まず、Duplicate Curveを使用して、トリム境界のコピーを作成します。
     
  2. 複製したカーブをFree Modifierとして割り当てます。
     
  3. 複製したカーブを引っ張ってシェイプを伸長します。
     

• 時には、座標変換に、円形シェイプや平面エレメントなどの全体的な形を保存することが必要になります。

  次の例は、ホイールの変形(ラジアル方向のシンメトリを保存します)とホイール ウェルの変形(ウェルの平面性を保持します)です。

  全般的な原理は、これらの場合では、モディファイアは大きく構築する必要があるということです。たとえば、ホイールスポークの変形の場合、デフォーマは円柱であるべきで、単なるアーク（円弧）ではありません。

  ホイール ウェルの変形の場合、モディファイアはホイール ウェルよりかなり大きなプレーンにします。

  モディファイアはまた、ターゲットサーフェスの近くにあるようにします。

  
  
  
• Lattice Rigは、ジオメトリシェイプにできるだけ合うように適合させます。リグをジオメトリのシェイプに近づけるほど、ターゲットジオメトリを変更するときに、より制御しやすくなります。

  次の例では、最初のラティスが、ターゲットサーフェス上のバウンディングボックスをベースにしています。このラティスは、ターゲットサーフェスのシェイプとあまり一致していないため、この自動車のグリーンハウスを変形するときに有効なラティスになりません。

  

  次の2つの図では、ラティスが、さらにターゲットサーフェスのシェイプに沿うように洗練されています。

  
  
• モディファイアとコンストレインは、交差または接触しないことが大切です。

  そうでない場合は、ある一定の領域を移動する指示と静止したままにする指示を、リグに同時に与えていることになります。その結果、元々接近していたポイントが、予期しない方法によって引き離されることがあります。次の例では、これがつぶれやへこみの効果を招くことになります。

  この例では、このボックスを上方へ伸長します。上部サーフェスをモディファイアとして、下部カーブをコンストレインとして定義します。モディファイアとコンストレインは互いに接触も、干渉もありません。

  

  したがって、シェイプの修正は、ここに示すように正しく行われます。

  

  結果のサーフェス構造を示すためのワイヤフレームが、下にあります。

  

  次に、新しい垂直のコンストレインを追加します。この新しいコンストレインはモディファイアと接触します。

  

  ここでモディファイアを上方へドラッグすると、コンストレインとモディファイアが接触するポイントで矛盾が生じ、その結果、下に示す質の悪い歪みになります。

  
  
• クランパは、まずコンストレインを定義しなければ使用することができません。