グループのコンポーネントを個々に選択可能なオブジェクトに分割します。
Ungroupオプション
Ungroup Method
このオプションは、ジオメトリの非グループ化がDAGに与える効果を制御します。
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Delete Node
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選択したノードとその下位ノードが親DAGノードからグループ化を解除されます。
選択したノードがルートノードのときは、ルートノードは削除されて、子ノードが新たにルートノードになります。
- 選択したノードが唯一の子ノードであるときは、親ノードが削除されます。
- 選択した親ノードに兄弟があれば、そのノードは2つ上のノードの子ノードになります(階層が1レベル上昇します)。
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Copy Node
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選択したノードとその下位ノードが親DAGノードからグループ化を解除されます。
親DAGノードとその座標変換がすべてコピーされ、その作成されたコピーが選択したノードの新しい親DAGノードになります。
- この操作では、選択したノードに兄弟ノードが必要です。
- ノードがインスタンスのときは、プロンプト ラインにエラーメッセージが表示されます。
- 親ノードがインスタンスのときは何も起こりません。
- Copy Nodeでは、カレントノードにその親が作成されます(カレントノードに親ノードがない場合)。
- 座標変換がコピーされます。
- 新しい親ノードは、親の1つ上にあるノードの下にグループ化されます。
- 親の上位にノードがなければ、新しいグループが形成されます。
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Collapse
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指定したDAGノード以下の全ノードが単一のレベルに縮小すれば、カーブやサーフェスが錯綜した階層を単純化できます。
Collapseは、特に座標変換を維持するときに、オブジェクトのグループ化を解除するのに便利です。座標変換セットを、DAGノードからその下位でジオメトリを構成しているCVに直接適用する場合にも、Collapseを使用できます。
- 選択したノードがインスタンスのときは、プロンプト ラインにエラーメッセージが表示されます。
- グループ内にインスタンスがあるときは、Collapseは最下位のインスタンス以下の階層でしか実行できません。
- 選択したすべてのノードからリーフノードまでの全ノード(リーフノード自身は除く)が削除されます。次いで、累積座標変換がリーフノードのジオメトリに適用されます。リーフノードの座標変換はリセットされ、ピボットはゼロに設定されます。リーフノードは選択したノードの親ノードの下にグループ化されます。親ノードがなければ、リーフノードがルートノードになります。
- 選択したノードによっては、何らかのコラプスが発生する場合もありますが、グループ化の解除は発生しません。コラプスが発生するときは、選択したノード自体を含むその下位の全ブランチノードがコラプスされます。
- インスタンスを選択した場合、次のエラーメッセージが表示されます。Cannot ungroup INSTANCE nodes with DELETE NODE or COLLAPSE.
- 右下にジオメトリがあるのにそれ自体の上には何も持たないノード(ルートコンポーネント)を選択すると、グループ化の解除は行われませんが、コラプスは行われます。次のメッセージが表示されます。Root component collapsed but not ungrouped; node transformations were applied to CVs.
- CV またはエディット ポイントが選択されていると、コラプスは発生しません。このときは、次の警告メッセージが表示されます。No DAG compression was done.
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Extract
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選択したノードとその下位のノードが、親DAGノードからグループ化を解除されます。選択したノードがルートノードになります。
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Move Up
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選択したノードとそのすべての下位のノードが、階層の 1 つ上のレベルに移動します(つまり、選択したノードがその親 DAG ノードの子になります)。
Preserve Position
これらのチェック ボックスは、Ungroup MethodがCopy Nodeの場合は使用できません(この場合は位置が常に保護されるため)。
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Yes
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グループ化の解除後、オブジェクトのワールド座標位置が保存されます。グループ化を解除されるオブジェクトのCVに、座標変換が適用されます。
Preserve PositionをYesに設定すると、インスタンスを含む階層のグループ化を解除できなくなります。
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No
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グループ化を解除されたオブジェクトは、それまで親の階層が持っていた座標変換情報を失います。