AlToSt

目的

Alias Wire ファイルを ISO10303 フォーマットに変換します。具体的には:

このデータの読み込みと書き出しは、ISO10303-21 Physical File exchange でサポートされています。このユーティリティを実行するには、別途ライセンスが必要です。

アプリケーションプロトコルのサポート

ISO10303-203 と ISO10303-214のジオメトリックデータフォーマットは同じです。これは、トランスレータのインプリメンテーションの中核部を構成します。以下の表に、作成されるマッピングを示します。

STEP エンティティ Alias エンティティ
Cartesian Point Point
Line B-Spline Curve
Circle B-Spline Curve
Ellipse B-Spline Curve
Parabola B-Spline Curve
Hyperbola B-Spline Curve
PolyLine B-Spline Curve
Composite Curve B-Spline Curve (Grouped)
Trimmed Curve B-Spline Curve
B-Spline Curve B-Spline Curve
Plane B-Spline Surface
Cylindrical Surface B-Spline Surface
Conical Surface B-Spline Surface
Spherical Surface B-Spline Surface
Toroidal Surface B-Spline Surface
Surface of Linear Extrusion B-Spline Surface
Surface of Revolution B-Spline Surface
B-Spline Surface B-Spline Surface
Rectangular Trimmed Surface Trimmed Surface
Curve Bounded Surface Trimmed Surface
Offset Surface B-Spline Surface
Manifold Solid Brep Shell (Closed)
Shell Based Surface Model Shell (Open/Closed)

STEP ログファイル

エラーが発生せずに読み込みが終わると、次のメッセージが表示されます。

STEP files retrieved successfully.

読み込み中にエラーが発生した場合は、次のメッセージが表示されます。

Problem Reading Step File, refer to log file for details.

STEP ログファイルには、発生した問題エンティティに関するエラーメッセージが含まれます。各エラーには、STEP エンティティ ID とエンティティの種類が含まれます。

説明

AlToSt [ <options> ] -i<infile> -o<outfile>  
-p AP203 と AP214 のどちらを出力するかを指定する。既定値は AP214
-m value どのモデル表現を出力するかを指定する。Value は以下のとおり。1 = ワイヤフレーム、2 = サーフェスモデル、3 = マニホールドサーフェスモデル(シェル)、5 = brep ソリッド、6 = ハイブリッドモデル(既定)
-t value 実行するトリミングの種類を指定する。このオプションはサーフェスモデルにのみ有効。Value は以下のとおり。1 = パラメータスペーストリミング(既定)、2 = ワールドスペーストリミング
-g value 出力するジオメトリの種類を指定する。このオプションはシェルにのみ有効。Value は以下のとおり。1 = シェルのみ(既定)、2 = すべてのジオメトリ
-c プレゼンテーションデータを出力する。このオプションは AP214 ファイルにのみ有効
-l レイヤデータを出力する。このオプションは AP214 ファイルにのみ有効
-h 使用時のヘルプ情報を表示する
凡例:  
<infile> Alias Wire ファイルを入力として使用するよう指定する
<outfile> 出力の書込み先として STEP ファイルを指定する