Windows
Windows 版 Alias は Maya IFF ファイルを読み込み、TIFF または Alias pix ファイルとして保存することができます。
Maya IFF ファイル フォーマットは、ファイル リスタの中では使用可能なフォーマットとして認識されません。メニューの File > Show > Show image を使用するか、IFF ファイルをテクスチャとして取り込んでください。Maya IFF ファイルは、Camera 用のイメージ プレーンとして取り込むことができます。
IFF ファイルをテクスチャとして使用するには、テクスチャの絶対パスを入力する必要があります。Browse ボタンを使ってファイル リスタを開いてはいけません。
構造は、チャンクと呼ばれるデータのブロックまたはグループと呼ばれるチャンクの構造を識別するためのタグの使用に基づいています。各タグは 4 文字からなり、すぐ後にチャンクまたはグループのサイズを表す 4 バイトのコードが続きます。タグは擬似文字列として扱われ、その他のデータはすべてビッグエンディアン フォーマットで記述されます。
主なタグのタイプは、FORM、CAT、LIST、PROP です。
FOR4、FOR8、CAT4 および CAT8 のように、4 バイトか 8 バイトかの整列境界を指定する数種類の形式があります。
Four tags are used to arrange blocks into groups: FORM, CAT, LIST, and PROP. The first four characters following the size are used to identify the type of the group.
FORM は、C struct に似た構造体を定義します。
FORM 38 TEXT CHAR 6 "Times" CHAR 12 "Hello World" EOF
これは以下のC structと似ています。
struct Text t = { char *f = "Times"; char *c = "Hello World"; };
グループのサイズ(38)は、含まれているデータのサイズ(6+12)とヘッダのサイズ(TEXT が 4、CHAR 6 が 8、CHAR 12 が 8)を合計したものと同じです。この場合、結果は 6+12+4+8+8 = 38 となります。
C の構造体と同様に、グループをネストすることができます。以下に例を示します。
FORM 52 TEXT FORM 8 FONT CHAR 6 "Times" LONG 4 <12> LONG 4 <0> CHAR 12 "Hello World" EOF
これは C 言語では次のようになります。
struct Text t = { struct Font f = { char *n = "Times"; int s = 12; int d = 0; }; char *string = "Hello World"; };
この例では、ブロックが一意のデータタイプを使用するよう強制されないこと、また完全なC構造体と同等なものを含んでよいことが示されていないかもしれません。
FORM タグは、個別に扱える独立したデータ ブロックを切り離し、各サブユニットの意味を指定します。
上記の例では、FONT FORM の CHAR チャンクは、TEXT FORM の CHAR チャンクと同じものを意味していません。FORM タグは、順序付けられたデータタイプをどのように解釈するかを定義します。
CAT タグは順序関係のない独立オブジェクトの連結を定義します。CAT の典型的な使用方法として、オブジェクト(下記の例 1)またはクリップボード(下記の例 2)のライブラリ用の 2 つがあります。
CAT 3632 PICT FORM 1234 PICT ... FORM 2378 PICT ... EOF
CAT 2130 CLIP FORM 1234 PICT ... FORM 876 DRAW ... EOF
ファイルを構造化していると、たとえ CAT のようにそのメンバー内で順序付けられていなくても、すべてのグループまたはチャンクのサイズがヘッダで指定されてわかっているので、通常は検索が非常に高速化されます。
LIST タグは似通ったプロパティをもつオブジェクトをグループ化し、重複を避けます。たとえば、一連の同サイズのイメージは次のように表すことができます。あるイメージが次のような構造とします。
FORM .... PICT IHDR 32 (image size info) BODY ... (image data) EOF
一連の同サイズのイメージは、共通のヘッダ情報を共有して次のように表されます。
LIST ... ANIM PROP 44 PICT IHDR 32 (common size info) FORM ... PICT BODY .... (data) FORM ... PICT BODY .... (data) FORM ... PICT BODY .... (data) EOF
PROP 構造内の情報は、LIST の最後まで有効です。これは FORM ステートメントでローカルに再定義できます(上記の例では、共通の IHDR は独自の IHDR ブロックを含まないすべての PICT に対して有効です)。
IFF ブロックは 2 バイトの境界に位置揃えされます。ヘッダで指定されているサイズには、つけ足しは計算に入っていません。ほとんどのコンピュータは、通常 4 バイトまたは 8 バイトの境界でメモリを位置揃えします。Flib は、位置揃え情報を指定するのに次の 8 つの特別なタグを使います。