VDAIS フォーマットは、IGES 標準のサブセットです。
Spline Type、Output Style、Surface Type、Rebuild Geometry は、ベンダ リストから特定ベンダを選択すると適切な値に自動的に設定されます。By Vendor ウィンドウについての詳細は、44 ページの Common File Format の説明 - By Vendor ウィンドウを参照してください。
VDAIS ファイルに作成されるカーブとサーフェスのタイプを定義します。B-SPLINE か PARAMETRIC を選択してください。
PARAMETRIC オプションでは、高次数ジオメトリや有理ジオメトリがサポートされていません。このオプションを使用するときは高次や有理のジオメトリは自動的に 3 次の非有理ジオメトリに再構築されます。
サーフェスをコンテンツ用のカーブに変換します。CONVERT TO CURVES を選択してサーフェスをカーブに変換し、パッチ精度を既定より大きい数値に設定すると、すべてのアイソパラメトリック カーブはファイルに保存されます。
既定は PRESERVE SURFACES です。
トリム サーフェスをトリム サーフェスとして書き込むか、バウンダリ サーフェスとして書き込むかを定義します。既定は TRIMMED SURFACES です。
TRIMMED SURFACES を選択すると、モデラのトリム サーフェスは trimmed surface エンティティ(エンティティ 144)として、サーフェス(トリム)のカーブは curve on surface エンティティ(エンティティ 142)として VDAIS ファイルに書き込まれます。
VDAIS レベル情報として書き出すAlias 情報のタイプを定義します。
LAYER を選択すると、個々のエンティティに関連する Alias Layer number 情報は、この VDAIS エンティティ(フィールド番号 5)のディレクトリエントリの IGES レベル情報として書き出されます。この場合、Alias セット情報は無視され、VDAIS に書き出されません。
SET では、Alias セット情報は IGES レベル情報として書き出されます。Alias セットが LEVEL<n>という形式の名前になっており、<n>が 0 より大きい IGES レベル番号である場合、Alias セットの各メンバーに対応する VDAIS エンティティは、VDAIS ファイルでレベル<n>に割り当てられます。
たとえばセット LEVEL42 の各メンバーに対応する VDAIS エンティティは、VDAIS ファイルでレベル 42 に割り当てられます。Alias マルチセット情報は、VDAIS(タイプ 406、フォーム 1)Property エンティティ定義レベルとして書き出されます。Alias オブジェクトが、この命名規則に従った複数のマルチセットのメンバーである場合、VDAIS ファイルには、対応するエンティティが属する VDAIS レベルをリストする、Property エンティティ 406、フォーム 1 (定義レベル)が含まれます。この場合、Alias レイヤ情報は無視され、VDAIS に書き出されません。
Edit File Comments セクション(VDAIS File Header Information ウィンドウ)に入力したコメントを書き出しファイルに組み込むかどうかを定義します。既定はオフです。詳しくは、46 ページの File Header Information を参照してください。
オフに設定すると(既定)、作成されるサーフェスの次数と CV のウェイトは変更されません。
オンに設定するとモデルが次のように更新され、すべてのカーブとサーフェスが、NURBS ジオメトリを完全にはサポートできない CAD システムや中間ファイル フォーマットとの互換性を保ちます。
作成されるカーブやサーフェスの次数は最大で 3 になり、すべての CV のウェイトは 1.0 になります。
たとえば、有理カーブやサーフェス(一部のウェイトが 1.0 でないもの)か高次数カーブやサーフェス(3 次か 3 次の倍以上)がモデルに含まれている場合、モデルはチェックポイント数に従ってサンプル抽出され、データは 3 次か 3 次の倍、または非有理カーブかサーフェスに適合されます。また、指定した許容誤差に収まるまでノットが挿入されます。
作成されたスケール以外のスケールで Wire モデルを書き出すことができます。既定値は 1.0 です。
書き出しファイルの座標データの有効桁数を指定できます。最低値は 1 で、最大値は 15 です。
一部の読み込み側システムでは、CAD ファイルに特定の拡張子が付いていなければ認識されないことがあります。ここで指定した拡張子は、書き出しファイルのファイル名に自動的に付けられます。既定は .iges です。
VDAIS にはOutput Unitsオプションがありません。VDAIS ファイルに書き出される座標データは、Alias で設定されている長さの単位に関係なく常に MILLIMETERS になるからです。これは、VDAIS 標準の仕様です。
VDAIS ファイル フォーマットを選択すると、Save Options ウィンドウが展開して、次のオプションが表示されます。
このフィールドをクリックすると、File Header Information メニューが表示され、選択したファイル フォーマットに固有のフィールドが表示されます。このフィールドに、書き出すモデル、データの書き出す者と読み込み者に関する情報を入力してください。この情報は、ファイルのファイル ヘッダに書き出されます。
次のフィールドへの入力は任意です。
このフィールドをクリックすると、エディタ ウィンドウが表示され、保存しようとしているファイルについてのコメントを入力することができます。このエディタ ウィンドウは、Preferences > General Preferences の General のセクションで指定できます。
特定のソフトウェア製品を選択してモデルを転送するには、VDAIS by Vendor セクションを開きます。
特定ベンダを選択すると出力ファイルがカスタマイズされ、対象システムとのデータ交換が最適化されます。つまり、データ交換パラメータ(出力環境変数)が修正されるということです。アクティブなベンダは強調表示されます。
新しいベンダファイルを作成したり、既定以外のファイルを削除したりすると、By Vendor ウィンドウが更新されます。
システムは、適切なヘッダがないベンダ ファイルを認識しません。新しいベンダファイルは、既存ファイルのコピー、名前の変更、修正を行って作成してください。
適切なヘッダには、「Vendor Configuration File」というテキストの次に、シャープ記号(#)とベンダ名が続きます。ベンダ名は、最初の行でシャープ記号(#)の後のスペースに続けて入力する必要があります。