C5ToAl

Alias ではスタンドアローン ユーティリティ C5ToAl を提供しており、Alias を実行しなくても、CATIA パーツ(.CATPart)と CATIA プロダクト(.CATProduct)のドキュメント ファイルを Alias Wire ファイルに変換することができます。これは、多数のファイルを CATIA フォーマットから変換する必要がある場合にバッチ スクリプトを作成するときに便利です。

使用法:

C5ToAl -i <CATIA V5 file> -o <Wire file> [<options>]

凡例:

引数 明度
-i 入力 CATIA ファイル名(.CATPart または .CATProduct のいずれか)
-o 出力 Wire ファイル名(.wire)
-a 形状セットやハイブリッド ボディをレイヤとして読み込まない
-e 空の形状セットやハイブリッド ボディをレイヤとして読み込まない
-c カーブを読み込まない
-l ログ ファイル(.catia2alias)を出力しない
-n NURBS データ(ソリッド、シェル、サーフェス、カーブ、ポイント)を読み込まない
-r クラウド データを読み込まない
-w 溶接データを読み込まない
-m パーツのテッセレーションされたデータを読み込む
-q テッセレーションされた dta の面のカラーを保持しない
-f -t で指定された許容値を使用して、頂点をマージする
-t 頂点のマージに使用する許容値(既定は 0.0001)
-p ポイントを読み込まない
-s ベース サーフェスをトリム領域まで縮小する
-u ソリッド ボディやオープン シート ボディをサーフェスとして読み込む
-v 非表示(noshow)ジオメトリを読み込む
-x 無限(unbounded)ジオメトリを読み込む

Windows でスタンドアローン ユーティリティを使用する

  1. スタート メニューからプログラム > アクセサリ > コマンド プロンプトを選択します。
  2. ウィンドウのカーソルをクリックします。

    現在のディレクトリを表示するには、次のように入力します。

    dir
    

    ディレクトリの内容のリストが表示されます。リストの一番上が、現在の場所です。

  3. 変換するファイルのあるディレクトリに移動します。Alias を既定の場所にインストールしていると、パスは次のようになります。
    C:\aw\[UserID]\Alias\user_data\[Project]\wire
    

    UserID はログインしたユーザID([ ]はなし)に、Project はプロジェクトに指定した名前にそれぞれ置き換えられます。既定のプロジェクトは demo(ここでも[ ]はなし)です。このディレクトリに移動し、次のように入力します。

    cd C:\aw\{UserID]\Alias\user_data\[Project]\wire
    
  4. スタンドアローン ユーティリティを使って、[headlight.CATPart]という CATIA ファイルを[headlight.wire]という Alias の Wire ファイルに自動ステッチなしで変換し、logfile を作成するには、次のように入力します。
    C5ToAl -i headlight.CATPart -o headlight.wire