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Stage Editor のオプション

Stage Editor アイコン

ステージが Wire ファイルを参照している場合、参照パスまたはステージ名の隣に Wire ファイルアイコンが表示されます。このアイコンはステージの保存や読込みのたびに更新されます。

Stage Editor のアイコンのサイズを変更するには、Stage Editor のタイトル バーにある丸いボタンをクリックします。

保存とロック アイコン

チェックマークまたはダッシュの代わりにロック アイコンがある場合、その Wire ファイルに対する書込みアクセス権がありません。

選択されたステージと作業ステージの違い

選択されたステージ

6列すべてが強調表示されているステージは選択されたステージです。このステージは Stage EditorのFile > Save (selected) Stage を使用して保存するか、作業ステージとマージできます。

作業ステージ

Working Level 列(黄色で表示されている列)にチェックマークが付いているステージは作業ステージです。変更するときに作業ステージのワイヤフレームモデルにアクセスできます。作業ステージのジオメトリは、モデリング ウィンドウでは通常の色で表示されます。

Working Level

ワイヤフレーム モデルに変更を加えられるのは、Working Level ステージがそのステージに対してオンに設定されている場合だけです。Working Level ステージは黄色に強調表示されます。この結果、多数の情報や多数の異なるシーンで使用されているライブラリ オブジェクトが含まれているシーンを、簡単に構成できるようになります。

注:

一部のツールでは作業レベルを変更できない場合があります (すべてのステージの名前フィールドがグレー表示されます)。これにより、カーブの構築やパッチの作成などのジオメトリ操作の途中で、Alias によりレベルが切り替えられないようになります。したがって、Pick > Object などのニュートラル機能を選択して、作業ステージを切り替えることができます。

Window Source

モデリング ウィンドウのソースはどのようなステージにもなり得ます。Open File Options ウィンドウで Keep Windows をオンに設定してファイルを開くと、Alias は Wire ファイルとそのウィンドウを作業ステージに読み込みます。どのステージが選択されるかは関係ありません。File > OpenFile > Open Only または File > Open Always を使用できます。

パース ビューまたは正投影ビュー ウィンドウを作成した場合、このウィンドウはカレントの Window Source であるステージに属しますが、このステージが作業ステージである必要はありません。

各ステージには独自のモデリング ウィンドウのセットを持たせることができます。表示されるウィンドウは、常に現在の Window Source ステージに属します。ステージが保存される場合、そのウィンドウも保存されます。

注:

ステージを保存するには、ウィンドウをカレントの Working Level にして File > Save を選択するか、Stage Editor でステージ名をクリックし、File > Save (selected) Stage を選択します。

カレントの Working Level がアクティブな Window Source ファイルと一致する必要がないのと同様に、保存されたウィンドウが表示されているウィンドウと一致する必要もありません。

注:

Window Source として選択できるステージは一度に 1 つだけです。統計ウィンドウや SBD ウィンドウは Working Level ステージから派生します。アプリケーション ウィンドウ(パースビューおよび正投影ビュー)はウィンドウ ソース ステージに属します。

Background Source

Background Source を使用し、シーンをレンダリングするときに必要なバックグラウンド(環境シェーダ)を選択します。Background Source を編集するには、Working Level をBackground Source と同じステージに設定し、Multi-Lister を開きます。

Visible

このオプションにより、どのステージが表示されるかを切り替えます。オブジェクトを非表示にするのと同じようにステージを非表示にします(ObjectDisplay > Invisible)。ステージ全体とステージのオブジェクトがすべて非表示になります。

他のステージに影響を与えることなくステージを表示または非表示にするには、ステージの Visible ボックスをクリックします。

Working Level を除くすべてのステージを非表示にできます。Visible のチェックマークを外すことはできますが、ステージは表示されたままになります。

すべてのステージが非表示に設定されているときにシーンをレンダリングすると、イメージは真っ黒になります。

Visible Menu

Visible 列の最上部にある見出しはボタンになっています。すべてのステージの表示、非表示を一度に切り替えるには Visible ボタンをクリックします。

すべてのステージを表示するには、オンを選択します。

すべてのステージを非表示にするには、オフを選択します。

次の例では、すべてのステージが表示されています。

Auto Retrieve

ステージ名の横にある Auto Retrieve をオンに設定すると、ステージ セットを読み込むときに Wire ファイルが読み込まれます。チェックマークを外すとファイルは読み込まれません。

この設定はステージセットを保存した場合だけ有効です。すなわち、セッションの間に Auto Retrieve をクリックしても、ファイルをすでに変更していた場合、ファイルは読み込まれません。

Auto Retrieve によりステージ セット ファイルを読み込むときに、ステージ セット ファイルに一覧表示されているどのファイルがロードされるかを制御できます。

複数のユーザが同時に 1 つの共通ステージ セットで作業できます。この場合、ユーザはそれぞれ参照 Wire ファイルとステージ セット ファイルのコピーを所有します。ユーザは一度にすべてのファイルを使用することはないかもしれませんが、複数のユーザが各自のファイルを組み合わせて読み込んだり、他のユーザのファイルをリファレンス ファイルとして読み込むことは考えられます。

ヒント:

リファレンス ファイルが他のユーザによってすでに読み込まれている場合でも、セッション中いつでもそのファイルを読み込むことができます。この場合、最後に保存されたバージョンが読み込まれます。

Auto Retrieve Menu

Auto Retrieve 列の最上部にある見出しはボタンになっています。すべてのステージが自動的に読み込まれるように設定するには、このボタンをクリックし、オンを選択します。

Wire Store

ステージ名の横にある Wire Store 列にチェックマークを付けると、このステージはステージ セットの保存と同時に保存されます。チェックマークを削除すると、ステージは保存されません。したがって、誤って上書きされることがなく、ステージに対する変更は全く保存されません。

複数のユーザが共通のステージセットで作業できます。したがって、自分自身が所有するステージを変更して、その参照データを参照ジオメトリやウィンドウを開始するたびに既定として使用するには、このステージに対する Wire Store 列をオフに切り替えます。

Wire Store Menu

Wire Store 列の最上部にある見出しはボタンになっています。Wire ファイルが保存されるようにすべてのステージを設定するには、このボタンをクリックし、オンを選択します。

メニュー

Stage Editor の最下部には、File メニュー、Edit メニュー、Delete メニューの 3 つが用意されています。

File

File > Reload(selected)stage

File > Reload(selected)stage を使用し、選択したステージを最後に保存されたバージョンに置き換えます。このオプションは、ステージ リファレンス ファイルを変更して他のユーザが作成したファイルの最新版で自分のモデルを更新する場合や、以前保存しておいたファイルの状態に戻す場合に便利です。このオプションを使用すると、現在の作業で行った変更は上書きされます。

たとえば、特定のステージを他のユーザが作成したファイル情報を更新する場合、このオプションで最後に保存したステージに戻って更新してからステージを保存できます。そのファイルを読み込むと新しいバージョンが表示されます。

ファイル ブラウザが表示されます。次の手順で読み込むファイル(ステージ)を選択できます。

  • File フィールドにファイル名を入力するか、Show List をクリックし、アイコンをダブルクリックして選択します。
  • Select Stage Reference ボタンをクリックするとステージを再度読み込むことができます。
File > Save stage set

File > Save stage set を使用し、シングル ステージ セットを保存します。ファイル ブラウザが表示され、必要に応じてステージ セットを別の名前で保存することができます。ファイルを保存するには、Save StageSet ボタンをクリックします。

File > Save(selected)stage

File > Save(selected)stage を使用し、Wire ファイルとしてステージを保存します。新しいステージを作成し、Wire ファイルが含まれない場合、ファイル ブラウザは新しいファイルのみを表示します。

ステージに名前が付いていない場合、ファイル ブラウザにこのファイルの既定名が提供されます。名前を変更するには、File フィールドで名前をダブルクリックし、新しい名前を入力します。

リファレンス ファイルがある場合、ファイル ブラウザはリファレンス ファイルを表示します。

ステージを保存するには、Save Wire ボタンを選択します。Stage Editorのアイコンが更新され、Wire ファイルとともに保存されたアイコンが表示されます。

Edit

Edit ボタンを選択し、Edit ポップアップ メニューを表示します。

Edit > Merge All

Edit > Merge All を使用し、Stage Editor のすべてのステージを Working Level ステージにマージします。

Edit > Merge

Edit > Merge を使用し、選択したステージを Working Level ステージにマージします。

Edit > New

Edit > New を使用し、NewStage という新しい空のステージを作成します。

Delete

Delete > All Stages

Delete > All Stages を選択し、ルートステージを含むすべてのステージを削除します。

注:

Stage EditorDelete > All Stages を選択することは、Alias メイン メニューから File > New を選択することと同じです。

Delete > Selected Stage

Delete > Selected Stage を選択し、強調表示されたステージだけを削除します。

ステージを削除すると、ステージに含まれるウィンドウ、シェーダ、ライト、カメラ、その他のすべてのオブジェクトが削除されます。

Alias には必ずステージが存在する必要があるので、すべてのステージを削除すると新しいステージが作成されます。新しいステージは Stage# と呼ばれ、#にはカレントセッション時に開いた現在までのステージ数を表す通し番号が入ります。