概要 - ゼロのドキュメント状態で作業する(VBA)

ゼロのドキュメント状態とは、AutoCAD で開かれている図面が存在しない状態をいいます。

ゼロのドキュメント状態で VBA を操作する場合、覚えておかなければならない重要なことがいくつかあります。

• ThisDrawing オブジェクトは、ゼロのドキュメント状態では定義されていません。ThisDrawing を使おうとすると、エラーになります。
• ドキュメントに従属するオブジェクトも、ゼロのドキュメント状態では定義されません。ドキュメントに従属するオブジェクトとは、AutoCAD オブジェクト モデルの Document オブジェクトの下にあるオブジェクトのことです。Application または MenuBar オブジェクトなど、非ドキュメント従属オブジェクトの操作は可能です。
• AutoCAD のゼロのドキュメント状態ではコマンド ラインがありません。AutoCAD がゼロのドキュメント状態のときに AutoCAD のコマンド プロンプトにアクセスしようとすると、エラーになります。