概要 - ディマンド ロードと外部参照パフォーマンス(VBA/ActiveX)

ディマンド ロードとインデックス付き図面保存を組み合わせることにより、外部参照付きの図面のパフォーマンスを向上させることができます。

ディマンド ロードは、システム変数 XLOADCTL および INDEXCTL と連携して動作します。ディマンド ロードをオンにすると、参照される図面にインデックスが保存されている場合は、AutoCAD は、現在の図面を再生成するのに必要なデータだけを参照図面からメモリにロードします。つまり、参照データは「オンディマンドで」(要求に応じて)読み込まれます。

ディマンド ロードの利点を最大限に実現するためには、参照される図面を画層および空間インデックス付きで保存する必要があります。ディマンド ロードのパフォーマンス上の利点は、次の場合に最も顕著です。

ディマンド ロードをオンにするには、XRefDemandLoad プロパティを使用します。acDemandLoadEnabledWithCopy オプションを使用してディマンド ロードをオンにした場合、AutoCAD は外部から参照されるファイルのテンポラリ コピーを作成し、そのテンポラリ ファイルをディマンド ロードします。これにより元の参照図面が修正でき、その間に外部参照をディマンド ロードすることができます。ディマンド ロードを無効にすると、AutoCAD は画層の表示またはクリップ インスタンスにかかわらず、参照図面全体を読み込みます。

画層および空間インデックスをオンにするには、SetVariable メソッドを使用してシステム変数 INDEXCTL を設定します。システム変数 INDEXCTL に対して、次の設定が有効です。

既定では、新しい AutoCAD 図面を作成したとき、システム変数 INDEXCTL が 0 に設定されます。