ドキュメント レベルのイベントは、VBA プロジェクトがロードされたときに自動的に有効化されます。
VBA でドキュメント レベルのイベントのイベント ハンドラを記述するには、単純にコード ウィンドウの[オブジェクト]ドロップダウン リストから AcadDocument を選択します。そのドキュメントで使用可能なイベントが[プロシージャ]ドロップダウン リストに表示されます。ハンドラを記述したいイベントを選択するだけで、ハンドラ スケルトンが自動的に作成されます。
この方法で作成したイベント ハンドラは、現在のアクティブな図面に適用されることに注意してください。
次の例では、BeginShortcutMenuDefault イベントのイベント ハンドラを使用して、"OpenDWG" というメニュー項目をショートカット メニューの先頭に追加します。その後 EndShortcutMenu イベントのイベント ハンドラが、追加されたメニュー項目を削除するので、変更がユーザのメニュー設定に常に保存されることにはなりません。
Private Sub AcadDocument_BeginShortcutMenuDefault _ (ShortcutMenu As AutoCAD.IAcadPopupMenu) On Error Resume Next ' Add a menu item to the cursor menu Dim newMenuItem As AcadPopupMenuItem Dim openMacro As String openMacro = Chr(vbKeyEscape) + Chr(vbKeyEscape) + "_open " Set newMenuItem = ShortcutMenu.AddMenuItem _ (0, Chr(Asc("&")) _ + "OpenDWG", openMacro) End Sub Private Sub AcadDocument_EndShortcutMenu _ (ShortcutMenu As AutoCAD.IAcadPopupMenu) On Error Resume Next ShortcutMenu.Item("OpenDWG").Delete End Sub