Raster オブジェクトのプロパティを使用して、ラスター イメージ名、ファイル名、およびファイル パスを管理することができます。
イメージのパス名およびファイル名は、ImageFile プロパティを使用して確認または変更します。このプロパティで設定されたパスは、AutoCAD がイメージを検索する実際のパス名です。
AutoCAD が図面を見つけることができない場合(たとえば、ImageFile プロパティを使用して保存したフォルダと異なるフォルダに移動した場合)は、相対パスまたは絶対パス情報を名前から削除し(たとえば、¥images¥tree.tga や c:¥my project¥images¥tree.tga は tree.tga になります)、Preferences オブジェクトの SetProjectFilePath メソッドを使用して指定したパスを検索します。図面がそのパスに見つからない場合は、最初のパスをもう一度検索します。
ImageFile プロパティをリセットすることで、ファイル名からパスを削除するか、相対パスを指定することができます。
ImageFile プロパティのパスを変更しても、プロジェクト ファイルの検索パス設定には影響しません。
イメージ名は、イメージ ファイル名と同じである必要はありません。AutoCAD では、図面にイメージをアタッチしたときに、ファイル拡張子を省いたファイル名をイメージ名として使用します。イメージ名は、ファイルの名前に影響せずに変更できます。
イメージ ファイルは Raster オブジェクトの ImageFile プロパティによって示されます。ImageFile プロパティを変更すると、図面のイメージが変更されます。イメージ名は Name プロパティで示されますが、Name プロパティを変更しても、イメージの名前だけが変更され、関連付けられたファイルは変更されません。