各寸法には、その寸法の寸法スタイルの設定を一時的に変更する機能があります。
ほとんどの寸法オブジェクトに対して、次のプロパティを使用することができます。
- AltRoundDistance
- 変換単位の丸めを指定します。
- AngleFormat
- 角度寸法の単位形式を指定します。
- Arrowhead1Block、Arrowhead2Block
- ブロックを寸法線のカスタム矢印として使用することを指定します。
- Arrowhead1Type、Arrowhead2Type
- 寸法線の矢印のタイプを指定します。
- ArrowheadSize
- 寸法線の矢印、引出線の矢印、およびフック ラインのサイズを指定します。
- CenterMarkSize
- 半径寸法および直径寸法の中心マークのサイズを指定します。
- CenterType
- 半径寸法および直径寸法の中心マークのタイプを指定します。
- DecimalSeparator
- 十進表記の寸法値および寸法許容差値で小数点区切りとして使用する文字を指定します。
- DimensionLineColor
- 寸法オブジェクト、引出線オブジェクト、幾何公差オブジェクトの寸法線の色を指定します。
- DimensionLineWeight
- 寸法線の線の太さを指定します。
- DimLine1Suppress、DimLine2Suppress
- 寸法線の省略を指定します。
- DimLineInside
- 寸法補助線の内側のみに寸法線を表示することを指定します。
- ExtensionLineColor
- 寸法補助線の色を指定します。
- ExtensionLineExtend
- 寸法補助線が寸法線を越えて延長される距離を指定します。
- ExtensionLineOffset
- 寸法補助線を起点からオフセットする距離を指定します。
- ExtensionLineWeight
- 寸法補助線の線の太さを指定します。
- ExtLine1EndPoint、ExtLine2EndPoint
- 寸法補助線の終点を指定します。
- ExtLine1StartPoint、ExtLine2StartPoint
- 寸法補助線の始点を指定します。
- ExtLine1Suppress、ExtLine2Suppress
- 寸法補助線の省略を指定します。
- Fit
- 寸法補助線の内側または外側に文字と矢印を配置することを指定します。
- ForceLineInside
- 寸法値が寸法補助線の外側に配置される場合でも、寸法線を寸法補助線の間に記入するかどうかを指定します。
- FractionFormat
- 寸法値または寸法許容差値の分数表記形式を指定します。
- HorizontalTextPosition
- 寸法値の水平方向の位置合わせを指定します。
- LinearScaleFactor
- 長さ寸法計測値のグローバル尺度を指定します。
- PrimaryUnitsPrecision
- 寸法または寸法許容差の基本単位で表示する小数部桁数を指定します。
- SuppressLeadingZeros、SuppressTrailingZeros
- 寸法値の先頭のゼロおよび末尾のゼロを省略することを指定します。
- SuppressZeroFeet、SuppressZeroInches
- 寸法値の 0 フィートと 0 インチを省略することを指定します。
- TextColor
- 寸法オブジェクトおよび幾何公差オブジェクトの文字の色を指定します。
- TextGap
- 寸法値を収めるために寸法線を中断する場合の寸法値と寸法線の間の距離を指定します。
- TextHeight
- 寸法値または寸法許容差値の文字高さを指定します。
- TextInside
- 寸法値を寸法補助線の内側に記入するかどうかを指定します。
- TextInsideAlign
- 座標寸法以外のすべての寸法タイプについて、寸法補助線の内側の寸法値の位置を指定します。
- TextMovement
- 寸法値が移動したときの記入方法を指定します。
- TextOutsideAlign
- 座標寸法以外のすべての寸法タイプについて、寸法補助線の外側の寸法値の位置を指定します。
- TextPosition
- 寸法値の位置を指定します。
- TextPrecision
- 角度寸法値の精度を指定します。
- TextPrefix
- 寸法値の接頭表記を指定します。
- TextRotation
- 寸法値の回転角度を指定します。
- TextSuffix
- 寸法値の接尾表記を指定します。
- ToleranceDisplay
- 寸法値と一緒に寸法許容差値を表示するかどうかを指定します。
- ToleranceHeightScale
- 寸法値の高さに対する、寸法許容差値の文字高さの相対尺度を指定します。
- ToleranceJustification
- 寸法値に対する、寸法許容差値の垂直方向の位置合わせを指定します。
- ToleranceLowerLimit
- 許容限界寸法値の下限を指定します。
- TolerancePrecision
- 基本寸法の寸法許容差値の精度を指定します。
- ToleranceSuppressLeadingZeros
- 寸法許容差値の先頭のゼロの省略を指定します。
- ToleranceSuppressTrailingZeros
- 寸法許容差値の末尾のゼロの省略を指定します。
- ToleranceUpperLimit
- 許容限界寸法値の上限を指定します。
- UnitsFormat
- 角度寸法以外のすべての寸法の単位形式を指定します。
- VerticalTextPosition
- 寸法線に対する寸法値の垂直方向の位置を指定します。
平行寸法にユーザ定義接尾表記を記入する
次の例は、モデル空間に平行寸法を作成し、TextSuffix プロパティを使用して、ユーザが寸法値の接尾表記を変更できるようにします。
Sub Ch5_AddTextSuffix()
Dim dimObj As AcadDimAligned
Dim point1(0 To 2) As Double
Dim point2(0 To 2) As Double
Dim location(0 To 2) As Double
Dim suffix As String
' Define the dimension
point1(0) = 0: point1(1) = 5: point1(2) = 0
point2(0) = 5: point2(1) = 5: point2(2) = 0
location(0) = 5: location(1) = 7: location(2) = 0
' Create an aligned dimension object in model space
Set dimObj = ThisDrawing.ModelSpace. _
AddDimAligned(point1, point2, location)
ThisDrawing.Application.ZoomAll
' Allow the user to change the text suffix for the dimension
suffix = InputBox("Enter a new text suffix for the dimension" _
, "Set Dimension Suffix", ":SUFFIX")
' Apply the change to the dimension
dimObj.TextSuffix = suffix
ThisDrawing.Regen acAllViewports
End Sub