シート セット マネージャ API は、COM オブジェクトのセットに基づいています。シート セット マネージャの COM オブジェクトは、シート セットを作成して関連付けられたタスクを実行するマクロやアプリケーションの開発に使用できます。
AcSmSheetSetMgr を使用して、どのデータベースが既に開かれているかを調べるとともに、シート セット データベース(AcSmDatabase)を開いたり作成することができます。
AcSmDatabase には、サブセットおよびシート オブジェクトを含むオブジェクトの階層が含まれます。シート セット データベースには、バージョン情報を含む各種のプロパティやメイン シート セット オブジェクトも含まれます。メイン シート セット オブジェクト(AcSmSheetSet)へのポインタを取得するには、GetSheetSet メソッドを使用します。
AcSmSheet には、サブセットとシートのコレクション(それぞれ AcSmSubset と AcSmSheet)が含まれます。AcSmSubset は、シートや他のセブセットを含むことができるコレクションです。AcSmSheet は、特定の図面ファイル内の特定のレイアウトを参照するオブジェクトです。シート オブジェクトには、関連する図面ファイル名、レイアウト名、ハンドルに関する情報が、シート番号や説明などの他の情報とともに含まれます。
[シート セット マネージャ]のオブジェクトは、AutoCAD VBA 統合開発環境(VBA IDE)および Microsoft Visual Studio で確認することができます。VBA IDE のオブジェクト ブラウザを使用して[シート セット マネージャ]のオブジェクトを確認するには、AcSmComponents20 1.0 タイプ ライブラリへの参照を追加します。ファイル AcSmComponents20.tlb は、C:¥Program Files¥Common Files¥Autodesk Shared フォルダに格納されています。