演習: VBA 入門(VBA/ActiveX)

この演習では、AutoCAD 図面を新規に作成し、その図面に 1 行の文字を追加し、図面を保存します。これらをすべて VBA から行います。

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して vbaide と入力し、[Enter]を押します。
  2. VBA IDE のプロジェクト エクスプローラ ウィンドウで、ThisDrawing クラス モジュール、またはプロジェクト内のコード モジュールを選択します。
  3. メニュー バーから、[表示]メニュー [コード]の順に選択して、ThisDrawing クラス モジュールのコード ウィンドウを開きます。
  4. メニュー バーから、[挿入] [プロシージャ]の順に選択して、プロジェクトに新しいプロシージャを作成します。
  5. [プロシージャを追加]ダイアログ ボックスの[名前]テキスト ボックスに、HelloWorld と入力します。
  6. [タイプ]セクションで、[サブ]を選択します。
  7. [スコープ]セクションで、[パブリック]を選択します。[OK]をクリックします。
  8. 次のコードを Public Sub HelloWorld ()End Sub の行の間に入力します。
    ' Create a new drawing
    ThisDrawing.Application.Documents.Add
    
    Dim insPoint(0 To 2) As Double  'Declare insertion point
    Dim textHeight As Double        'Declare text height
    Dim textStr As String           'Declare text string
    Dim textObj As AcadText         'Declare text object
    
    insPoint(0) = 2                 'Set insertion point X coordinate
    insPoint(1) = 4                 'Set insertion point Y coordinate
    insPoint(2) = 0                 'Set insertion point Z coordinate
    
    textHeight = 1                  'Set text height to 1.0
    textStr = "Hello World!"        'Set the text string
    
    'Create the Text object
    Set textObj = ThisDrawing.ModelSpace.AddText _
     (textStr, insPoint, textHeight)
    
    ThisDrawing.SaveAs("Hello.dwg")
  9. メニュー バーから、[実行] [サブ/ユーザー フォームを実行]の順に選択して、HelloWorld サブル チンを実行します。

    サブルーチンの実行が終了したら、AutoCAD のアプリケーション ウィンドウに切り替えます。Hello World! という文字が図面に表示されているはずです。図面名は Hello.dwg となります。