ほとんどの開発環境では、既定のエラー処理が提供されています。
VB および VBA の既定のエラー対応は、エラー メッセージの表示とアプリケーションの中止です。アプリケーションの開発フェーズではこの動作は適切ですが、エンドユーザにとっては生産的ではありません。無視したいエラーや特別な対応をしたいエラーがあるかもしれません。エラー メッセージの表示を省略したいエラーや、ユーザに表示されるメッセージを単純にコントロールしたいエラーがあるかもしれません。また、自動的にアプリケーションを中止させるのは、エンド ユーザには通常まず受け入れられません。
一般的に、ユーザ入力が必要となる場合、およびファイル I/O を使用する場合は、必ずエラー処理が必要です。必要なファイルが存在し、それを使用できることがはっきりしている場合でも、エラーを引き起こすような思いがけない条件が発生する場合もあります。