グラフィックス オブジェクトは、ModelSpace コレクション、PaperSpace コレクション、または Block オブジェクトのいずれかの中に作成します。
ModelSpace コレクションは ModelSpace プロパティから返され、PaperSpace コレクションは PaperSpace プロパティから返されます。
これらのオブジェクトは、直接参照することもできれば、ユーザが定義する変数を使って参照することもできます。オブジェクトを直接参照するには、呼び出し側の階層にそのオブジェクトを含めます。たとえば、次の文はモデル空間に線分を追加します。
Set lineObj = ThisDrawing.ModelSpace.AddLine(startPoint,endPoint)
オブジェクトをユーザ定義変数を使って参照するには、変数を AcadModelSpace または AcadPaperSpace タイプとして定義し、その変数をアクティブなドキュメントの適当なプロパティに設定します。次の例は、2 つの変数を定義し、それを現在のモデル空間とペーパー空間にそれぞれ等しく設定しています。
Dim moSpace As AcadModelSpace Dim paSpace As AcadPaperSpace Set moSpace = ThisDrawing.ModelSpace Set paSpace = ThisDrawing.PaperSpace
次の文は、ユーザ定義変数を使って、モデル空間に線分を追加します。
Set lineObj = moSpace.AddLine(startPoint,endPoint)