概要 - 線種を使用する(VBA/ActiveX)

線種とは、ダッシュ、ドット、スペースの繰り返しパターンです。

複雑な線種とは、記号パターンを繰り返したものです。線種を使用するには、最初にその線種を図面にロードしなければなりません。線種を図面にロードするには、線種定義が LIN ライブラリ ファイルに存在しなければなりません。線種を図面にロードするには、Load メソッドを使用します。

注: AutoCAD が内部的に使用する線種と、いくつかのプロッタに装備されているハードウェア線種は異なります。この 2 種類の破線は、見た目には同じです。しかし、予測できない結果になることもあるので、これらを同時に使用しないでください。

線種の説明

線種に説明を付けることができます。これは、線種を ASCII 文字で表現したものです。Description プロパティを使用すると、線種の説明を割り当てたり変更することができます。

線種の説明は、最大 47 文字です。説明は、説明文か、アンダースコア、ドット、ダッシュ、空白を並べて線種パターンを表します。次に、例を示します。

ThisDrawing.ActiveLinetype.Description = "Exterior Wall"

線種を AutoCAD にロードする

次の例は、acad.lin ファイルから線種「CENTER」をロードします。この線種が既に存在していたり、このファイルが存在しない場合は、メッセージが表示されます。

Sub Ch4_LoadLinetype()
  On Error GoTo ERRORHANDLER

  Dim linetypeName As String
  linetypeName = "CENTER"

  ' Load "CENTER" line type from acad.lin file
  ThisDrawing.Linetypes.Load linetypeName, "acad.lin"
  Exit Sub

ERRORHANDLER:
  MsgBox Err.Description
End Sub