acad-push-dbmod (AutoLISP)

システム変数 DBMOD の現在値を保存します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

条件: 既定でロードされるこの関数を呼び出すには、先に AcApp ObjectARX アプリケーションをロードする必要があります。

構文と要素

(acad-push-dbmod)
引数はありません。

戻り値

タイプ: T

常に T を返します。

注意

この関数は、システム変数 DBMOD をコントロールするために、acad-pop-dbmod 関数と共に使用されます。システム変数 DBMOD を変更しないで図面を変更するためにも使用できます。システム変数 DBMOD は図面の変更を記録し、ファイル保存が必要かどうかを調べるのに使用されます。

この関数はシステム変数 DBMOD の現在値を内部スタックに保存します。acad-push-dbmodacad-pop-dbmod を使用するには、前処理に acad-push-dbmod を使用します。システム変数 DBMOD の元々の値を復元するために、acad-pop-dbmod を使用します。

次の例は、図面の変更状態の保存方法、状態の変更方法、および元の状態の復元方法を示します。

(acad-push-dbmod)
(setq new_line '((0 . "LINE") (100 . "AcDbEntity") (8 . "0")
             (100 . "AcDbLine") (10 1.0 2.0 0.0) (11 2.0 1.0 0.0)
             (210 0.0 0.0 1.0)))
(entmake new_line)            ; Set DBMOD to flag 1
(command "._color" "2")        ; Set DBMOD to flag 4
(command "._-vports" "_SI")    ; Set DBMOD to flag 8
(command "._vpoint" "0,0,1")   ; Set DBMOD to flag 16
(acad-pop-dbmod)              ; Set DBMOD to original value