defun-q (AutoLISP)

関数をリストとして定義します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(defun-q sym ([arguments] [/ variables ...]) expr ...)
sym

タイプ: シンボル

関数名のシンボル。

arguments

タイプ: 整数、実数、文字列、リスト、T、nil

関数が受け入れる引数の名前。

/ variables

タイプ: シンボル

関数の 1 つまたは複数のローカル変数の名前。

変数名の直前のスラッシュは、最初のローカル名とも、最後の引数(存在する場合)とも離れていなければなりません。少なくとも 1 字分のスペースを入れてください。

expr

タイプ: リスト

関数が実行されたときに評価される任意の数の AutoLISP 式。

戻り値

タイプ: リストまたはシンボル

最後に評価された式の結果。

注意

defun-q 関数は、厳密には AutoLISP の以前のバージョンとの下位互換のために提供されています。これ以外の目的で使用されることはありません。AutoLISP の以前のバージョン、つまり非コンパイル バージョンで提供されていた defun と同様のリスト構造として定義された関数にアクセスする必要があるときに、defun-q を使用することができます。

引数やローカル シンボルを 1 つも宣言しない場合は、関数名の次に空の括弧を入れてください。

指定された引数またはシンボル名が重複している場合は、最初に現れたものが使用され、2 番目以降は無視されます。

(defun-q my-startup (x) (print (list x)))
MY-STARTUP

(my-startup 5)
(5) (5)

defun-q-list-ref 関数を使用して、my-startup のリスト構造を表示します。

(defun-q-list-ref 'my-startup)
((X) (PRINT (LIST X)))