getstring (AutoLISP)

ユーザが文字列を入力するまで待機(一時停止)し、入力された文字列を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(getstring [cr] [msg])
cr

タイプ: T または nil

この引数が指定され、nil でなければ、ユーザは入力文字列内にスペースを含めることができます(文字列の入力を終了するには、[Enter]を押す必要があります)。それ以外の場合、文字列の入力は[Space]または[Enter]を押して終了します。

msg

タイプ: 文字列

ユーザに表示するプロンプト メッセージ。

戻り値

タイプ: 文字列

ユーザが入力した文字列。ユーザが文字列を入力せずに[Enter]を押した場合は、nil

文字列の長さが 132 文字を越える場合は、最初の 132 文字だけを返します。入力文字列に含まれている円記号(¥)は、2 つの円記号(¥¥)に変換します。これにより、ファイル名パスを含む戻り値を、他の関数で使用できます。

注意

getstring 関数の要求に対して、ユーザは別の AutoLISP 式を入力することはできません。

(setq s (getstring "What's your first name? "))
What's your first name? Gary
"Gary"

(setq s (getstring T "What's your full name? "))
What's your full name? Gary Indiana Jones
"Gary Indiana Jones"

(setq s (getstring T "Enter filename: "))
Enter filename: c:\my documents\vlisp\secrets
"c:\\my documents\\vlisp\\secrets"