textbox (AutoLISP)

指定された文字オブジェクトを計測し、その文字を囲むボックスの対角頂点の座標を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(textbox elist)
elist

タイプ: リスト

entget 関数が返す形式で文字オブジェクトを定義した図形定義リスト。

elist 引数が文字オブジェクトの完全な図形定義リストではない場合、省略されている文字パラメータ定義フィールドに、現在の(または既定)設定が使用されます。

textbox 関数が受け付ける最小限のリストは、文字列のみのリストです。

戻り値

タイプ: リストまたは nil

成功した場合は、2 つの点のリスト。それ以外の場合は nil。

textbox 関数が返す点は、その挿入点が(0, 0, 0)にあり、回転角度が 0(ゼロ)であるかのように、文字オブジェクトを囲む仮想の境界ボックスを表します。 関数が返す 1 番目のリストは、文字オブジェクトが傾斜している場合や縦書き、下に突き出た文字(gp など)でない限り、通常は点(0.0 0.0 0.0)になります。1 番目の点リストの値は、文字の挿入点から、文字を囲む最小矩形の左下コーナーまでのオフセットを表します。2 番目の点リストは、そのボックスの右上コーナーを表します。計測する文字の向きに関係なく、関数が返す点リストは常にこのボックスの左下と右上のコーナーを表します。

次のコマンドでは、文字列を指定し、残りのパラメータは現在の既定を受け入れています。

(textbox '((1 . "Hello world.")))
((0.000124126 -0.00823364 0.0) (3.03623 0.310345 0.0))