概要 - 寸法の自動調整を変更する

旧バージョンで記入した寸法に自動調整を追加するなど、寸法の自動調整を変更しなければならない場合があります。

寸法の自動調整を変更する必要が生じるのは次のような場合です。

• 大幅な編集が行われた図面で寸法の自動調整を再定義する。
• 一部を非自動調整にした寸法に自動調整を追加する。
• 従来の図面で寸法に自動調整を追加する。
• AutoCAD 2002 ベースの製品より前のリリースを使用しているユーザがプロキシ オブジェクトを図面に含めない場合に、そのユーザが使用する図面の寸法から自動調整を解除する。

寸法の自動調整を異なるオブジェクトに再割り当てする

DIMREASSOCIATE[寸法自動調整再割り当て]コマンドを使用すると、1 つまたは複数の寸法を選択して、各寸法の寸法補助線の起点を順番に選択することができます。寸法補助線の各起点に、ジオメトリ オブジェクト上の新しい 「自動調整点」を指定できます。自動調整点により、ジオメトリ オブジェクトに対する寸法補助線のアタッチ位置が決まります。

注:

自動調整寸法を記入したり修正するときは、後で設計を変更する場合に、変更対象のジオメトリ オブジェクトに関連付けられている寸法も変更されるように、自動調整点を注意深く配置することが重要です。

DIMREASSOCIATE[寸法自動調整再割り当て]コマンドを使用すると、寸法の寸法補助線の各起点が自動調整か非自動調整かを示すマーカーが表示されます。 正方形で囲まれた X マークは、その点がオブジェクト上の位置と関連付けられていることを示し、正方形で囲まれていない X マークは、その点がオブジェクトと関連付けられていないことを意味します。オブジェクト スナップを使用して寸法補助線の起点に新しい自動調整を指定するか、または[Enter]を押して次の寸法補助線の起点に移動します。

注:

画面移動やズームを行うと、マーカーは消えます。

非自動調整寸法から自動調整寸法に変更する

図面上のすべての非自動調整寸法は、自動調整寸法に変更することができます。すべての非自動調整寸法を選択した後に DIMREASSOCIATE コマンドを使用して、各寸法を順番にジオメトリ オブジェクト上の位置に関連付けます。

自動調整寸法から非自動調整に変更する

図面上のすべての自動調整寸法は、非自動調整寸法に変更することができます。すべての自動調整寸法を選択した後に、DIMREASSOCIATE コマンドを使用して非自動調整寸法に変換します。