数式の標準の優先規則を使用して、[クイック計算]に式を入力します。また、履歴領域で計算を確認したり取得します。さらに、フィート/インチ単位、長さ、面積、体積の使用規則を理解します。
[クイック計算]は、次の数式の標準の優先規則に従って式を評価します。
計算機能の入力領域は、式を入力したり、取得する場所です。[クイック計算]の[数値パッド]のボタンを使用するか、コンピュータのキーボードやテンキーを使用して、式を入力できます。コンピュータのテンキーを使用する場合は、[NumLock]をオンにする必要があります。
式を評価するには、[クイック計算]の[数値パッド]にある等号(=)をクリックするか、コンピュータのキーボードの[Enter]を押します。
[クイック計算]の式の構文と、コマンド プロンプト計算機能の式は同じです。たとえば、ベクトルまたは座標(5,2,0)で操作を実行するには、入力領域に[5,2,0]と入力します。
GETVAR 関数を使用して、システム変数の値を取得できます。 構文は、次のとおりです。
getvar(variable_name)
詳細は、CAL[ジオメトリック計算]を参照してください。
履歴領域には実行中の計算記録が保持され、これは物理的な卓上計算機の紙テープに似ています。前の計算を確認し、異なるパラメータを使用して再評価するために、その計算を入力領域に戻すには、履歴領域を使用できます。
[クイック計算]では、次の規則を使用します。
作図単位が建築図面表記に設定されているときは、計算結果は建築図面表記のフィート/インチ単位で表示され、図面で指定された表示精度(システム変数 LUPREC)に丸められます。その他のすべての計算結果は、高精度の十進表記で表示されます。
ダッシュ、スペース、または何も使用しないで、フィート、インチ、分数のインチを区別できます。フィート/インチ形式の値を入力するには、次のいずれかの構文を使用できます。
長さの計算でインチを表す場合、ダブル クォーテーション(")は省略できます。たとえば、5'9-1/2" と入力する代わりに、5'9-1/2 と入力できます。
[クイック計算]では、平方フィートと立方フィートも計算できます。平方フィートや立方フィートを入力するには、略語を使用して単位を入力する必要があります。
距離を計測する場合は、表示された結果の数値の後にインチ記号(")を入力します。たとえば、計算結果が 15 の場合、15 の後に " と入力して[Enter]を押すか[=]をクリックすると、結果はフィート単位で 1'-3" と表示されます。
計算結果をフィート/インチ単位で表示するには、式の値をフィート(')とインチ(")単位で入力します。例: