概要 - 角度寸法を記入する

角度寸法は、2 本の線分がなす角度、または 3 つの点によって生成される角度を表します。

1 つの円の 2 つの半径間の角度を計測するには、円を選択し、角度の端点を指定します。他のオブジェクトの場合は、オブジェクトを選択した後、寸法の位置を指定します。また、角度の頂点と端点を指定して角度を記入することもできます。寸法を記入するときに、寸法値の内容と位置合わせを変更してから、寸法線の位置を指定することができます。

注:

既存の角度寸法を基準にして、並列角度寸法と直列角度寸法を記入することができます。並列角度寸法と直列角度寸法は、180 度以下の角度にしか記入できません。180 度以上の角度に並列角度寸法や直列角度寸法を記入するには、既存の並列または直列寸法の寸法補助線の位置を、グリップを使用してずらします。

寸法線

平行でない 2 本の直線を使用して角度を指定した場合は、対象となる角度を示す円弧型の寸法線が描かれます。寸法を記入する一方の線分、または両方の線分と円弧寸法線とが交わらない場合は、線分と円弧寸法線とが交わるように寸法補助線が描かれます。円弧寸法線は、常に 180 度未満です。

円や円弧の寸法を記入する

円や円弧、または 3 つの点を使用して角度を指定すると、寸法補助線の間に円弧寸法線が描かれます。寸法補助線は、角度の端点から円弧寸法線の交点まで描かれます。

円弧寸法線を指定する位置によって、寸法記入対象の角度が決まります。

計測する角度を限定する

線分または円弧の両端点、円の中心点、または 2 つの頂点間の角度寸法を記入するときに、形成される 4 つの角度のうち特定の角度が計測されるように指定できます。角度寸法を記入するときには、計測可能な角度は 4 つあります。計測する角度の位置を指定することにより、適切な角度寸法を記入できるようになります。計測する角度の位置を指定して角度寸法を記入するときは、寸法値を寸法補助線の外側に配置できます。寸法線は自動的に延長されます。