ビュー全体、選択したオブジェクトのセット、ビューポートのビューの一部をレンダリングできます。
既定のレンダリング プロシージャでは、図面の現在のビューのすべてのオブジェクトがレンダリングされます。名前の付いたビューやカメラ ビューを表示していない場合は、現在のビューがレンダリングされます。主要なオブジェクトやビューの一部をレンダリングすると、高速にレンダリング処理されますが、ビュー全体をレンダリングすると、すべてのオブジェクトの互いの位置関係を確認できます。
現在の図面に名前の付いたビューが含まれている場合や、モデルにカメラを追加した場合は、VIEW[ビュー管理]コマンドを使用すると、すばやくビューを表示できます。
次の例は、名前の付いたビューをレンダリングしたものです。
選択したレンダリング出力先に応じて、レンダリングされたビューは、[レンダリング]ウィンドウまたは直接ビューポートに表示されます。
特定のオブジェクトに詳細を追加している場合は、ビューポート全体をレンダリングして時間を無駄にしたくありません。レンダリング プロシージャを[選択]に変更すると、レンダリング対象のオブジェクトを選択するようプロンプトが表示されます。
次の例は、最初のびん、コルク栓、ワイン グラスを選択してレンダリングしたものです。
さまざまなマテリアルをテストする場合や、特にマテリアルにテクスチャ マッピングが含まれている場合は、オブジェクトの選択セットをレンダリングすると効率的です。選択したオブジェクトをレンダリングすると、マテリアルがどのように見えるかや、マテリアルのテクスチャ座標を変更する必要があるかどうかを簡単に確認できます。
ビューポートに表示されているビューの一部のみをレンダリングする必要があるものの、周囲の環境を一部確認したい場合があります。
次の例は、3 番目のびんとワイン グラスを囲む領域のみをレンダリングしたものです。
レンダリング プロシージャを[クロップ]に設定すると、ビューポートの一部の領域を指定してレンダリングできます。窓でオブジェクトを選択するようにして、ビューポート内で矩形領域を設定できます。領域内に表示されているオブジェクトがレンダリングされます。領域の外側にあるものはすべて、レンダラーによって無視されます。