マップ イメージは、オンライン マップの一部のキャッシュされたイメージを含む矩形のオブジェクトです。マップ イメージは、作図領域の正しい地理的座標に自分自身を埋め込みます。
マップ イメージは、レイアウト ビューポートまたは[モデル]タブの現在のビューに表示されているオンライン マップをキャプチャすることで作成できます。オンライン マップ上で矩形領域をキャプチャすることによっても、マップ イメージを作成することができます。マップ イメージは、現在の画層の WCS または WCS に平行な平面上に作成されます。マップ イメージは、表示順序の一番下、オンライン マップのすぐ上に自分自身を埋め込みます。
マップ イメージは、ラスター イメージと同じように、拡大ズームや縮小ズームできます。オンライン マップとは異なり、解像度を変更したり、詳細を追加または削除することはできません。表示倍率のみが変更できます。
オンライン マップと同様に、マップ イメージではオンライン マップ サービスとのリンクが保持されます。そのため、オンライン マップ サービスから新しいマップ画層をダウンロードし、必要に応じてマップ イメージを更新することができます。異なる解像度の画像に更新することにより、マップ イメージの解像度を変更することができます。
オンライン マップとは異なり、マップ イメージは一時的なグラフィックスではありません。そのため、マップ イメージを印刷したり、Autodesk 360 に接続していなくても表示することができます。マップ イメージは図面と一緒に保存されるため、マップ イメージを更新したり、マップ イメージを編集しない限り、画像が変更されることはありません。
マップ イメージは、長方形の境界で囲まれています。この境界は、レイアウト ビューポートの境界のように動作します。境界をグリップ編集してマップ イメージを拡大しても、画像のサイズは変更されません。境界を広げると、より広い範囲のマップ画像が表示されます。
境界をグリップ編集してマップ イメージを回転した場合、回転したマップ イメージがカバーする新しい領域の下に敷かれたマップ画像が表示されます。同様に、境界をドラッグしてマップ イメージを移動した場合、移動したマップ イメージの領域の下に敷かれたマップ画像が表示されます。
マップ イメージをグリップ編集するたびに、境界がカバーする新しい領域に表示される新しい画像がオンライン マップ サービスから取得されます。そのため、Autodesk 360 にサイン インしている場合にのみ、マップ イメージを編集することができます。
マップ イメージが含まれた画層をロックすることにより、マップ イメージが不用意に削除、移動、サイズ変更されないようにできます。
一般的に、画面表示に対する最適な解像度は、印刷には最適ではありません。マップ イメージの解像度をコントロールすることにより、印刷時に画素の粗さを最小化することができます。解像度を変更したときは常に、オンライン マップ サービスから新しい画像が取得されます。そのため、Autodesk 360 にサイン インしている場合にのみ、解像度を変更することができます。
IMAGEADJUST[イメージ調整]コマンドを使用して、マップ イメージの明るさ、コントラスト、フェードの設定をコントロールすることができます。この機能を使用することにより、イメージ マップ上のジオメトリが見えにくいという表示上の問題を修正することができます。
マップ イメージには、次の編集コマンドを使用することはできません。