カスタム ポリゴン メッシュまたはカスタム ポリメッシュは、頂点を指定して作成します。
3DMESH[3D メッシュ]、PFACE[ポリメッシュ]、3DFACE[3D 面]コマンドを使用してメッシュを作成するときは、個々の頂点を指定します。
従来のポリゴン メッシュメッシュとポリメッシュでは、メッシュの密度によって切り子面の数をコントロールします。密度は、列と行からなるグリッドのように M 頂点と N 頂点のマトリックスによって定義します。M と N はそれぞれ、指定した頂点の列と行の位置を表します。
メッシュには、開いたメッシュと閉じたメッシュがあります。次の図に示すように、メッシュの開始エッジと終了エッジが接触していない場合、メッシュはある方向に開いています。
3DMESH[3D メッシュ]コマンドを使用すると、M 方向と N 方向(XY 平面の X 軸と Y 軸に相当)の両方に開いたポリゴン メッシュを作成できます。ほとんどの場合、メッシュの点が分っていれば、スクリプトまたは AutoLISP ルーチンと併せて 3DMESH コマンドを使用できます。
メッシュを作成するときに、M 方向と N 方向でのメッシュのサイズを指定します。メッシュ作成時に指定する頂点の総数は、M 値× N 値に等しくなります。
PEDIT[ポリライン編集]コマンドを使用して、メッシュを閉じることができます。
不規則なメッシュを作成するには、3DMESH コマンドを使用します。
次の例では、図のようなメッシュを作成するために、コマンドのプロンプトに対して各頂点の座標値を入力しています。
コマンド: 3dmesh
M 方向のメッシュの数を入力: 4
N 方向のメッシュの数を入力: 3
頂点(0, 0) の位置を指定: 10,1,3
頂点(0, 1) の位置を指定: 10,5,5
頂点(0, 2) の位置を指定: 10,10,3
頂点(1, 0) の位置を指定: 15,1,0
頂点(1, 1) の位置を指定: 15,5,0
頂点(1, 2) の位置を指定: 15,10,0
頂点(2, 0) の位置を指定: 20,1,0
頂点(2, 1) の位置を指定: 20,5,-1
頂点(2, 2) の位置を指定: 20,10,0
頂点(3, 0) の位置を指定: 25,1,0
頂点(3, 1) の位置を指定: 25,5,0
頂点(3, 2) の位置を指定: 25,10,0
PFACE[ポリメッシュ]コマンドを使用すると、それぞれの面が多くの頂点を持つポリメッシュ(ポリゴン メッシュ)を作成できます。PFACE コマンドは、通常、ユーザが直接入力するのではなく、アプリケーションで使用されます。
ポリメッシュの作成は、矩形メッシュの作成に似ています。ポリメッシュを作成するには、その頂点の座標を指定します。次に、面のすべての頂点に頂点番号を入力して、それぞれの面を定義します。ポリメッシュを作成するときは、特定のエッジを非表示にしたり、ポリメッシュを画層に割り当てたり、色を割り当てることができます。
エッジを非表示にするには、頂点番号に負の値を入力します。たとえば、頂点 5 と 7 の間のエッジを非表示にするには、次のように入力します。
面 3 の頂点 3 : -7
次の図では、面 1 は頂点 1、5、6、2 で定義しています。面 2 は頂点 1、4、3、2 で定義しています。面 3 は頂点 1、4、7、5 で定義しています。面 4 は頂点 3、4、7、8 で定義しています。
3DFACE[3D 面]コマンドを使用すると、各頂点を指定して 3D ポリメッシュを作成したり、エッジ セグメントの表示/非表示を設定することができます。
一部のメッシュ スムーズ操作中に(MESHSMOOTHMORE[メッシュ スムーズ増加]コマンドを使用するなど) 3DFACE コマンドで作成したオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトをメッシュ オブジェクトに変換するかどうか尋ねられます。