DRAWORDERCTL (システム変数)

互いに重なり合ったオブジェクトが作成または編集されたとき、それらの既定の表示動作をコントロールします。

タイプ:整数型
保存先:図面
初期値:3

0

重なっているオブジェクトの既定の表示順序をオフにします。オブジェクトを編集しても、図面を再作図(REGEN[再作図]コマンド)するか再び開くまでは、表示順序に関係なく、オブジェクトは最前面に表示されます。この設定では、表示順序の継承もオフになります。以下に示すコマンドを使用して別のオブジェクトから作成された新しいオブジェクトには、元のオブジェクトの表示順序は割り当てられません。大きい図面で編集操作にかかる時間を短縮するために使用します。継承の影響を受けるコマンドは、BREAK[部分削除]、FILLET[フィレット]、HATCH[ハッチング]、HATCHEDIT[ハッチング編集]、EXPLODE[分解]、TRIM[トリム]、JOIN[結合]、PEDIT[ポリライン編集]、OFFSET[オフセット]です。

1

オブジェクトの既定の表示順序をオンにします。オブジェクトを編集すると、オブジェクトは正しい表示順序によって自動的に表示されます。

2

表示順序の継承をオンにします。上述したコマンドを使用して別のオブジェクトから作成された新しいオブジェクトには、元のオブジェクトの表示順序が割り当てられます。

3

完全な表示順序で表示されます。オブジェクトの正しい表示順序をオンにし、また表示順序の継承をオンにします。

注:

完全な表示順序で表示されるようにすると、編集操作に時間がかかる場合があります。