概要 - レンダリング環境をコントロールする

環境機能を使用すると、大気効果や背景イメージを設定できます。

霧や距離感のような大気効果を使用したり、背景としてビットマップ イメージを追加することで、レンダリング イメージを向上させることができます。

霧/距離感の効果

霧と距離感は、よく似た大気効果で、オブジェクトがカメラから遠ざかるにつれてフェードするように見えます。霧には白色が使用され、距離感には黒色が使用されます。

RENDERENVIRONMENT[レンダリング環境]コマンドは、色、距離、霧濃度のような霧または距離感のパラメータを設定します。

霧と距離感は、[レンダリング環境]ダイアログ ボックスの開始距離と終了距離の設定と連動するカメラの前方クリップ平面と後方クリップ平面に基づきます。たとえば、カメラの後方クリップ平面をオンにし、これをカメラ位置から 30 フィートの位置に設定したとします。カメラから 15 フィート離れた位置から霧を開始して無限に広げる場合は、[開始距離]を 50 に、[終了距離]を 100 に設定します。

霧または距離感の濃度は、[開始霧濃度]と[終了霧濃度]でコントロールします。これらは、0.0001 ~ 100 までの範囲で設定します。大きい値を設定するほど、霧または距離感が不透明になります。

ヒント: 小規模なモデルに対して希望の効果を得るには、[開始霧濃度]と[終了霧濃度]の設定を 1.0 以下に設定する必要があるかもしれません。

背景

背景は、基本的にはモデルの背後の景色です。背景は、1 色、多色のグラデーション、またはビットマップ イメージにすることができます。

背景は、静止イメージや、ビューを変更したりカメラを移動しないアニメーションをレンダリングするときに、最適な効果が得られます。背景を設定すると、その背景は名前の付いたビューまたはカメラに関連付けられ、図面とともに保存されます。

背景は、[ビュー管理]ダイアログ ボックスで設定します。