[転送セットアップを修正]ダイアログ ボックス

パッケージの種類、ファイル形式、ファイルの場所、およびファイル名などの転送パッケージの設定を変更します。

オプション

次のオプションが表示されます。

[転送パッケージの種類と場所]

作成する転送パッケージの種類とパスを指定します。

[転送パッケージの種類]

作成した転送セットの種類を指定します。

転送パッケージの種類 説明
[フォルダ(ファイルのセット)] 新しいフォルダまたは既存のフォルダ内の非圧縮ファイルの転送パッケージを作成します。
[Zip] ファイルの転送パッケージを、Zip 圧縮ファイルとして作成します。指定のフォルダにファイルを復元するには、シェアウェア アプリケーションの PKZIP や WinZip のような解凍ユーティリティが必要です。
[ファイル形式]

転送パッケージに含まれるすべての図面を変換するファイル形式を指定します。ドロップダウン リストから図面ファイル形式を選択できます。

[異尺度対応オブジェクトの表示の正確性を保持]

異尺度対応オブジェクトの尺度表現と一緒に図面を保存するかどうかを指定します。

異尺度対応オブジェクトは、複数の尺度表現を持っている場合があります。異尺度対応オブジェクトは分解され、尺度表現は別々の画層に保存されます。これらの画層には、元の画層の名前に番号が付加された名前が付きます。

[転送ファイルのフォルダ]

転送パッケージを作成する場所を指定します。新しい場所を指定するには、[参照]ボタンをクリックして希望の場所を選択します。

このフィールドを変更しないと、転送ファイルは最初に指定した図面ファイルが入っているフォルダに作成されます。シート セットの場合、転送ファイルはシート セット データ(DST)ファイルが格納されているフォルダに作成されます。(AutoCAD LT には該当しません)。

[転送ファイル名]

転送パッケージに名前を付ける方法を指定します。このオプションは、転送パッケージの種類が[フォルダ]に設定されている場合には使用できません。

転送ファイルの種類のプロパティ 説明
[ファイル名を要求] 標準のファイル選択ダイアログ ボックスが表示され、転送パッケージの名前を入力できます。
[必要に応じて上書き] 既定の論理ファイル名を使用します。ファイル名が既に存在する場合、既存のファイルが自動的に上書きされます。
[必要に応じてファイル名に自動ナンバリング] 既定の論理ファイル名を使用します。ファイル名が既に存在する場合、末尾に番号が付加されます。この番号は、新規の転送パッケージを保存するたびにインクリメントされます。

[パス オプション]

転送パッケージに含めるファイルおよびフォルダの構造を整理するオプションが表示されます。

[整理されたフォルダ構造を使用する]

送信用ファイルのために、フォルダ構造を複製します。ルート フォルダは、階層構造のフォルダ ツリーの最上位のフォルダです。

次の点に注意してください。

  • 相対パスは変更されません。基準となるルート フォルダ以外にある相対パスの場合、1 つ上のフォルダまでの相対パスがそのままルート フォルダに置かれます。
  • ルート フォルダ ツリー内の完全(絶対)パスは相対パスに変換されます。 基準となるルート フォルダ以外にある完全パスの場合、1 つ上のフォルダまでのパスがそのままルート フォルダに置かれます。
  • ルート フォルダ ツリー外の完全パスは、パスなしに変換され、ルート フォルダまたはルート フォルダ ツリー内のフォルダに移動されます。
  • 必要に応じて、フォント フォルダが作成されます。
  • PlotCFG フォルダは必要に応じて作成されます。
  • SheetSets フォルダは、必要に応じて、シート セットのすべてのサポート ファイルを保持するために作成されます。ただし、シート セット データ(DST)ファイルはルート フォルダに置かれます。(AutoCAD LT には該当しません)。

このオプションは、転送パッケージがインターネット上に保存されている場合は使用できません。

[基準とするルート フォルダ]

外部参照のような、図面に従属するファイルの相対パスを指定するために基準とするルート フォルダを定義します。

シート セットが転送される場合には、基準とするルート フォルダにはシート セット データ(DST)ファイルも含まれます。(AutoCAD LT には該当しません)。

[1 つのフォルダにすべてを含める]

転送パッケージがインストールされるときに、すべてのファイルが、指定された 1 つのターゲット フォルダにインストールされます。

[ファイルとフォルダの構造を保持する]

転送パッケージ内のすべてのファイルのフォルダ構造を保持し、他のシステムで簡単にインストールできるようにします。このオプションは、転送パッケージがインターネット上に保存されている場合は使用できません。

[アクション]

転送パッケージに関するアクションを設定します。

[転送時に電子メールを送信]

転送パッケージを作成するときにシステムの既定の電子メール アプリケーションを起動すると、転送パッケージをアタッチした電子メールを送信できます。

[既定のプロッタを「なし」にする]

転送パッケージのプリンタ/プロッタ設定を[なし]に変更します。通常は、送信者のローカル プリンタ/プロッタ設定は受信者には適用されません。

[外部参照をバインドする]

すべての AutoCAD 図面ファイル(DWG)外部参照を、それらがアタッチされているファイルにバインドします。

[個別バインド]

選択した DWG 外部参照を、現在の図面にバインドします。

[挿入]

参照図面をアタッチ解除して挿入するのと同様の方法で、現在の図面に DWG 外部参照をバインドします。

[図面を名前削除]

可能な場合はファイル サイズを小さくするために、指定したそれぞれの図面で名前削除を実行します。

注: 名前削除はサイレント モードで実行され、名前削除項目が除去されても何も通知されません。
[設計フィードを除去]

指定した図面のすべての設計フィード データへの関連付けを除去します。

重要: 埋め込まれた設計フィード ID を含む図面のコピーを作成したり、配布しないことを強くお勧めします。代わりに、Autodesk 360 またはネットワーク許可を使用して、図面の共有と図面へのアクセスをコントロールしてください。

[含めるオプション]

転送パッケージに追加で含めるものを指定します。

[フォントを含める]

転送されるファイルに関連付けられているフォント ファイル(TTF と SHX)を転送パッケージに含めます。

注: TrueType フォントは著作権保護されているため、転送パッケージの受信者も TrueType フォントを所有していることを確認する必要があります。受信者が TrueType フォントを所有しているかどうか分からない場合は、このオプションをオフにしてください。受信者が必要な TrueType フォントを使用できない場合、システム変数 FONTALT で指定したフォントが代替フォントとして使用されます。
[マテリアルからテクスチャを含める]

オブジェクトまたは面にアタッチされているマテリアルからのテクスチャを含めます。

[データ リンクからのファイルを含める]

データ リンクによって参照されている外部ファイルを転送パッケージに追加します。

[フォトメトリック配光データ ファイルを含める]

図面内の配光光源に関連付けられているフォトメトリック配光データ ファイルを含めます。

[ロード解除されたファイル参照を含める]

ロード解除されたすべての外部参照、イメージ、アンダーレイを含めます。ロード解除されたファイル参照は、ファイル ツリーおよびファイル リストに一覧表示され、該当する分類で示されます。

[転送セットアップの説明]

転送セットアップの説明を入力します。この説明は、[転送セットアップ]ダイアログ ボックスの転送ファイル セットアップの一覧の下に表示されます。一覧の中のいずれかの転送セットアップを選択すると、その説明が表示されます。