コマンド プロンプトで、ブロック内の属性情報を変更します。
属性の名称、現在の属性値、またはオブジェクト選択に基づいて、変更する属性を選別することができます。
選別基準を指定する場合、次のガイドラインに従います。
- 編集対象を絞り込むには、ブロックの正確な名前、属性の名称、または属性値を入力します。属性値と属性の名称は、大文字と小文字が区別されるので、大文字/小文字を正しく入力します。
- 個々のブロック、属性の名称、または属性値で選別しない場合は、[Enter]を押してアスタリスク(*)を受け入れます。
- 空の属性値を選択して編集するには、円記号(¥)を入力します。
次のプロンプトが表示されます。
属性を 1 つずつ編集しますか?
変更内容を個別に入力するか、一括して入力するかを指定します。
- [はい(Y)]: 属性を 1 つずつ編集します。属性が表示されていて、現在の UCS と平行でなければなりません。この方法を使用して、文字列を修正できるだけでなく、高さや色などのプロパティを変更することもできます。
- [いいえ(N)]: 一度に複数の属性を編集します。属性の一括編集は、1 つの文字列(または属性値)を別の文字列(または属性値)に置き換える操作だけに限定されます。一括編集は、表示モードの属性と非表示モードの属性の両方に適用されます。
属性の個別変更と一括変更に共通のプロンプト
次のプロンプトは、個別編集と一括編集の両方に表示されます。
- ブロック名の指定
- 編集する属性を含むブロックの名前を入力します。ブロックを指定せずに[Enter]を押すと、任意のブロック挿入の属性を編集することができます。
- 属性定義を指定
- 変更する属性の名称を入力します。名称を指定せずに[Enter]を押すと、任意の名称の属性を編集することができます。
属性値は、大文字と小文字が区別されます。
- 属性値の指定
- 変更する属性値を入力します。属性値を指定せずに[Enter]を押すと、任意の値を編集することができます。
属性値は、大文字と小文字が区別されます。
- 属性を選択
- 作図領域で、ブロックの挿入を検索し、変更する属性を選択します。
選択セット内の最初の属性に X マークが表示されます。「属性を 1 つずつ編集しますか」に対して[はい(Y)]を指定した場合は、選択した属性の任意のプロパティを変更することができます。
次の属性に進まない限り、X マークが現在の属性上に表示されたままになります。
属性を個別に変更する場合のプロンプト
次のプロンプトは、「属性を 1 つずつ編集しますか」に対して[はい(Y)]を指定した場合にのみ表示されます。
- [値(V)]
- 属性値を変更または置き換えます。
- [位置(P)]
- 文字の挿入位置を変更します。
属性が両端揃えで位置合わせされている場合は、文字の新しい基準線の両端点を指定するようプロンプトが表示されます。
- [高さ(H)]
-
文字の高さを変更します。
点を指定すると、指定した点と文字の始点との距離が高さになります。
- [角度(A)]
- 回転角度を変更します。
点を指定すると、指定した点と文字の始点とを結ぶ仮想上の線に沿って文字が回転します。
- [文字スタイル(S)]
- 文字スタイルの設定を変更します。
- [画層(L)]
- 画層を変更します。
- [色(C)]
- 色を変更します。
AutoCAD カラー インデックス(色の名前または番号)、True Color、カラー ブックから色を入力することができます。
- ByLayer または ByBlock 色が既定の画層またはブロックの設定から継承されるように指定します。プロンプトとに対して bylayer または byblock と入力します。
- [TrueColor(T)]: 選択したオブジェクトに使用する TrueColor の色を指定します。
- [カラー ブック(CO)]: 選択したオブジェクトの色を、ロードされたカラー ブックから指定します。PANTONE などのカラー ブックを入力した場合、573 などの色名を入力するようプロンプトが表示されます。
- [次(N)]
- 選択セットの次の属性に移動します。それ以上属性がない場合は、-ATTEDIT[属性編集]コマンドが終了します。
属性の一括変更のプロンプト
次のプロンプトは、「属性を 1 つずつ編集しますか」に対して[いいえ(N)]と入力した場合に表示されます。
- 画面上に表示されている属性のみを編集しますか?
- 表示されていない属性を除外するかどうかを指定します。変更は、ただちに反映されるわけではありません。REGENAUTO[自動再作図モード]コマンドを使用して自動再作図モードをオンにしているときは、コマンド終了時に図面が再作図されます。
(REGENAUTO は、AutoCAD LT では使用できません)
- 変更する文字を入力
- 編集する属性値を入力します。
- 新しい文字を入力
- 新しい属性値を入力します。