[許容差]タブ([寸法スタイル管理]ダイアログ ボックス)

寸法値の許容差の表示と形式を指定します。

オプション

次のオプションが表示されます。

[許容差の形式]

寸法許容差の形式をコントロールします。

[方法]

寸法許容差の計算方法を設定します。(システム変数 DIMTOL[許容差表示])

  • [なし]: 寸法許容差を追加しません。システム変数 DIMTOL[許容差表示]は 0(ゼロ)に設定されます。
  • [1 つ]: +/- の形式で寸法許容差が追加され、寸法計測値に 1 つの値の寸法許容差が適用されます。± は、寸法値の後ろに表示されます。[プラス値]に、許容値を入力します。システム変数 DIMTOL[許容差表示]は 1 に設定されます。システム変数 DIMLIM[許容限界表示]は 0(ゼロ)に設定されます。
  • [上下]: +/- の形式で寸法許容差が追加されます。寸法計測値にプラス値とマイナス値の許容値が適用されます。[プラス値]に入力した許容値の前にプラス(+)記号が追加され、[マイナス値]に入力した許容値の前にマイナス(-)記号が追加されます。システム変数 DIMTOL[許容差表示]は 1 に設定されます。システム変数 DIMLIM[許容限界表示]は 0(ゼロ)に設定されます。
  • [許容限界]: 許容限界寸法を記入します。最小値の上に最大値が表示されます。最大値は、[プラス値]に入力した値に寸法値を加算した値です。最小値は、[マイナス値]に入力した値を寸法値から減算した値です。システム変数 DIMTOL[許容差表示]は 0(ゼロ)に設定されます。システム変数 DIMLIM[許容限界表示]は 1 に設定されます。
  • [理論的正確]: 寸法値全体が枠で囲まれた基準寸法を記入します。寸法値と枠の間の距離は、システム変数 DIMGAP[寸法ギャップ]に負の値として格納されます。
[精度]

小数点以下の桁数を設定します。(システム変数 DIMTDEC[寸法許容差精度])

[プラス値]

寸法許容差の最大値またはプラス値を設定します。[方法]リスト ボックスから[1 つ]を選択した場合は、この値が寸法許容差に使用されます。(システム変数 DIMTP[最大許容差])

[マイナス値]

寸法許容差の最小値またはマイナス値を設定します。(システム変数 DIMTM[最小許容差])

[高さの尺度]

寸法許容差の値の現在の高さを設定します。主寸法値の高さに対する許容値の高さの比率が計算され、システム変数 DIMTFAC[許容差尺度]に格納されます。

[垂直方向の位置]

[1 つ]または[上下]の寸法許容差の位置をコントロールします。

  • [上]: 主寸法値の上端に合わせて、寸法許容差の値を配置します。このオプションを選択すると、システム変数 DIMTOLJ[許容差垂直位置]が 0(ゼロ)に設定されます。
  • [中央]: 主寸法値の中央に合わせて、寸法許容差の値を配置します。このオプションを選択すると、システム変数 DIMTOLJ[許容差垂直位置]が 1 に設定されます。
  • [下]: 主寸法値の下端に合わせて、寸法許容差の値を配置します。このオプションを選択すると、システム変数 DIMTOLJ[許容差垂直位置]が 0(ゼロ)に設定されます。

[許容差の位置合わせ]

スタックしたときの許容差の高い値と低い値の位置合わせをコントロールします。

[小数点で位置合わせ]

小数点区切りの部分で値がスタックされます。

[演算子記号で位置合わせ]

演算子記号の部分で値がスタックされます。

[0 省略表記]

数値の先頭と末尾の 0(ゼロ)、およびフィート-インチ表記での 0(ゼロ)の省略をコントロールします。(システム変数 DIMTZIN[寸法許容差 0 省略])

この 0 省略表記の設定値は、AutoLISP® rtos 関数および angtos 関数で実行する実数から文字列への変換にも影響します。(AutoCAD LT には該当しません)。

[先頭]

十進表記の寸法値で、数値の先頭の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、0.5000 は .5000 になります。

[末尾]

十進表記の寸法値で、数値の末尾の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、12.5000 は 12.5 に、30.0000 は 30 になります。

[0 フィート]

フィート-インチ表記の寸法値で、1 フィート未満の場合は、フィート部を省略して表記します。たとえば、0'-6 1/2" は 6 1/2" になります。

[0 インチ]

フィート-インチ表記の寸法値で、インチ部の端数がない場合は、インチ部を省略して表記します。たとえば、1'-0" は 1' になります。

[変換単位の許容差]

変換単位の許容差の形式を指定します。

[精度]

小数点以下の桁数を表示および設定します。(DIMALTTD[併記寸法許容差精度])

[0 省略表記]

数値の先頭と末尾の 0(ゼロ)、およびフィート-インチ表記での 0(ゼロ)の省略をコントロールします。(システム変数 DIMALTTZ[併記寸法許容差 0 省略])

[先頭]

十進表記の寸法値で、数値の先頭の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、0.5000 は .5000 になります。

[末尾]

十進表記の寸法値で、数値の末尾の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、12.5000 は 12.5 に、30.0000 は 30 になります。

[0 フィート]

フィート-インチ表記の寸法値で、1 フィート未満の場合は、フィート部を省略して表記します。たとえば、0'-6 1/2" は 6 1/2" になります。

[0 インチ]

フィート-インチ表記の寸法値で、インチ部の端数がない場合は、インチ部を省略して表記します。たとえば、1'-0" は 1' になります。

プレビュー

寸法スタイルの設定に行った変更の結果を示すサンプルの寸法イメージが表示されます。