グループ化すると、1 つのまとまりとして操作する必要のある複数のオブジェクトを簡単に組み合わせることができます。既定では、グループ内の任意のメンバーを選択すると、そのグループ内のすべてのオブジェクトが選択され、個々のオブジェクトで行うのと同じように、グループを移動、複写、回転、修正することができます。グループを使用して作業した後、オブジェクトをグループ解除するのは非常に簡単です。コマンドは、GROUP[オブジェクト グループ設定]と UNGROUP[グループ解除]です。
- 名前の付いたグループと、名前のないグループがあります。グループを使用して図面内のオブジェクトを編成したりアクセスする場合は、GROUP[オブジェクト グループ設定]コマンドの[名前]オプションを使用してグループに名前を付けます。名前でグループを選択するには、プロンプト「オブジェクトを選択:」に対して group と入力し、次にグループ名を入力します。名前のないグループは、一時的にグループ化する場合に最適です。
- オブジェクトが複数のグループのメンバーであってもかまいません。複数のグループに属しているオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトが属しているすべてのグループが選択されます。
- グループ内のオブジェクトを編集する場合は、システム変数 PICKFIRST を使用してグループ選択をオフにするか、システム変数 GROUPDISPLAYMODE を変更してグリップ編集しますます。
- CLASSICGROUP[旧オブジェクト グループ設定]コマンドを使用して、[オブジェクト グループ設定]ダイアログ ボックスで任意のグループ内のすべてのオブジェクトをハイライト表示します。
注: 数百または数千のオブジェクトを含む大きいグループの作成は避けてください。グループが大きいと、パフォーマンスが大幅に低下します。