通常の点光源は、オブジェクトに向けて光を放射しませんが、周囲のすべてを照らします。一般的な照明効果を得るには、このような点光源を使用します。
「指向性」点光源には追加の目標プロパティがあるので、オブジェクトに向けることができます。指向性点光源は、点光源から作成することもできます。これを行うには、点光源の目標プロパティを 「いいえ」から 「はい」に変更します。
標準照明ワークフローでは、点光源は、その強度の減衰を距離に反比例させるか、距離の 2 乗に反比例させるか、または減衰しないかを手動で設定できます。既定では、減衰は[なし]に設定されています。
フリーの点光源には、フォトメトリック配光プロパティがあります。フォトメトリック点光源の減衰は、常に逆二乗方式(距離の 2 乗に反比例)に設定されます。
フォトメトリック照明を有効にするために、システム変数 LIGHTINGUNITS を 1(米国規格の照明単位)または 2(国際規格の照明単位)に設定すると、点光源で追加のプロパティを使用できるようになります。[プロパティ インスペクタ]パレットでは、次のフォトメトリック プロパティを設定できます。
図面の照明単位がフォトメトリックの場合、減衰の種類プロパティは使用できません。フォトメトリック光源の減衰には、常に逆二乗方式が使用されます(距離の 2 乗に反比例します)。
次の図は、フォトメトリック点光源と、光源の[プロパティ]パレットのフォトメトリック プロパティの例を示しています。