図面内で文字列を入力しながら、文字列すべてのスペルをチェックできます。また、特定の言語の辞書を指定して、複数のユーザ スペル辞書を使用、カスタマイズ、管理することもできます。
図面内の次のすべての文字オブジェクトのスペルをチェックできます。
スペル チェック機能を使用すると、スペルに誤りがある単語について、図面または指定した図面の文字部分が検索されます。スペルに誤りのある単語が見つかると、作図領域でその単語がハイライト表示され、読みやすくなるように拡大表示されます。
既定では、インプレイス テキスト エディタで文字を入力しながらスペルをチェックできます。単語を入力し終わると、スペルミスがチェックされます。次のいずれかの操作を実行すると、単語の入力が終了したものみなされます。
スペルに誤りがある単語には、赤い点線の下線が付きます。
現在の辞書で見つからない単語は、スペルミスとして下線が付きます。下線が付いた単語を右クリックすると、スペル候補が表示されます。
各言語に対応したスペルチェック機能には、数種類の基本辞書が用意されています。また、ユーザ辞書を必要な数だけ作成し、必要に応じて切り替えることもできます。
スペルチェックを実行すると、図面内の単語と、現在の基本辞書内の単語とが比較されます。追加した単語は、スペルチェック時に使用されるユーザ辞書に保存されます。 たとえば、固有名詞を追加しておくと、その単語はスペルミスとはみなされません。
既定では、AutoCAD や Autodesk などの単語を含むサンプルのユーザ辞書が 1 つ用意されています。
他の言語でスペルチェックするには、別の基本辞書に変更します。
[スペルチェック辞書]ダイアログ ボックスで辞書を変更できます。また、システム変数 DCTMAIN や DCTCUST で辞書名を指定して変更することもできます。基本辞書ファイル名の一覧は、DCTMAIN を参照してください。
ユーザ辞書のファイル名は、その名前を現在のコード ページ文字で表せないものは使用できません。別の場所や別の言語の間でユーザ辞書を共有している場合、ASCII以外の文字は使用しません。
ユーザ辞書とは、例外的なスペルをユーザが指定してリストにしたものです。例外的なスペルを含むファイルには、.cus ファイル拡張子が付きます。任意の ASCII テキスト エディタを使用して、単語を追加または削除したり、複数の辞書を統合することができます。