十分なスペースがある場合、寸法値と矢印は通常、寸法補助線の内側に表示されます。スペースが限られている場合は、これらの要素をどのように配置するかを指定できます。
寸法値や矢印をどのように寸法補助線内にフィットさせるかは、寸法補助線の間隔のサイズや矢印のサイズなどの多くの要素によって決まります。一般的に、指定されたスペースに最も良くフィットするように自動的に配置されます。可能であれば、どのフィット オプションを選択した場合でも、寸法値と矢印の両方が寸法補助線の内側に配置されます。
新しい寸法を記入すると、寸法値と矢印の配置が自動的に計算されます。また、寸法値を手動で配置したり、矢印の配置を優先させることができます。
たとえば、寸法値と矢印を一緒に配置するように指定できます。この場合、寸法補助線の内側に寸法値と矢印を配置するだけのスペースがない場合は、どちらも寸法補助線の外側に配置されます。寸法値か矢印のどちらか一方のみを配置するスペースがある場合は、寸法値のみか矢印のみを寸法補助線の内側に配置するよう指定することができます。
矢印と寸法値がどのように最適に配置されるかを次の図に示します。
寸法補助線の内側に寸法値を配置するスペースがない場合は、自動的に引出線を記入するように指定できます。これは、直列寸法のように、寸法補助線の外側に寸法値を配置すると他のジオメトリの邪魔になるような場合に便利です。寸法値を引出線の右または左に配置するかは、寸法スタイルの水平方向の位置合わせ設定でコントロールします。
矢印が寸法補助線の外側にある場合でも、寸法補助線の内側に線分を配置することができます。これは、次の図のように配置され、内側寸法線の強制記入と呼ばれます。
次の図に示すように、直径寸法のさまざまなスタイルを作成できます。