既存のオブジェクトを 3D ソリッドに変換します。
いくつかの方法を使用して、図面内のオブジェクトを 3D ソリッドに変換できます。
- サーフェスと厚さのあるオブジェクトを 3D ソリッドに変換する
- 1 グループのサーフェスを 3D ソリッドに変換する
- メッシュを 3D ソリッドに変換する
- サーフェスに厚みを持たせて 3D ソリッドに変換する
最適化した 3D ソリッドに変換されたメッシュと厚さのあるポリライン
システム変数 DELOBJ を使用して、3D オブジェクトの作成時に、選択したオブジェクトを自動的に削除するかどうかをコントロールします。
サーフェスと厚さのあるオブジェクトを 3D ソリッドに変換する
CONVTOSOLID[ソリッドに変換]コマンドを使用すると、異なるタイプのオブジェクトを押し出し 3D ソリッドに変換できます。変換できるオブジェクトには、隙間のないメッシュ、サーフェス、厚さのある閉じたポリラインや円などがあります。
1 グループのサーフェスを 3D ソリッドに変換する
SURFSCULPT[サーフェス スカルプ]コマンドを使用して、隙間のない領域を囲む 1 グループのサーフェスを 3D ソリッドに変換します。
メッシュを 3D ソリッドに変換する
メッシュ オブジェクトを 3D ソリッドに変換すると、新しいソリッド オブジェクトの形状は元のメッシュ オブジェクトに近似しますが、厳密には同じではありません。変換後のオブジェクトを滑らかにするか切り子面にするかを指定することにより、この違いを多少はコントロールできます(システム変数 SMOOTHMESHCONVERT)。また、変換後の面を合成(最適化)するかどうかを指定することもできます。
たとえば、メッシュ直方体をソリッド オブジェクトに変換する場合、次のオプションを使用できます。
- [スムーズ、最適化]: 同一平面上にある面は、1 つの面に合成されます。一部の面の全体の形状が変更されることがあります。同一平面上にない面のエッジは丸くなります。(SMOOTHMESHCONVERT = 0)
- [スムーズ、最適化なし]: 元のメッシュの各面は、変換後のオブジェクトで保持されます。同一平面上にない面のエッジは丸くなります。(SMOOTHMESHCONVERT = 1)
- [切り子面、最適化]: 同一平面上にある面は、1 つの平らな面に合成されます。一部の面の全体の形状が変更されることがあります。同一平面上にない面のエッジには、折り目が付きます(角度が付きます)。(SMOOTHMESHCONVERT = 2)
- [切り子面、最適化なし]: 元のメッシュの各面が、平らな面に変換されます。同一平面上にない面のエッジには、折り目が付きます(角度が付きます)。(SMOOTHMESHCONVERT = 3)
- 面と面の間に隙間があるメッシュ: ギズモ編集を行うと、面と面の間に隙間や穴ができることがあります。場合によっては、メッシュ オブジェクトをスムーズ化することで、隙間を閉じることができます。
- 境界が自己交差しているメッシュ: メッシュ オブジェクトに対して、1 つまたは複数の面が同じオブジェクトの面と交差するような修正を加えた場合、そのメッシュ オブジェクトは 3D ソリッドに変換できません。
場合によっては、ソリッド オブジェクトに変換できないメッシュを、サーフェスに変換することができます。
サーフェスに厚みを持たせて 3D ソリッドに変換する
THICKEN[厚さ設定]コマンドを使用して、3D サーフェス オブジェクトを 3D ソリッドに変換できます。
この方法で作成されるオブジェクトでは、グリップ編集が制限されます。