次に示すグループ コードは、マルチライン図形に適用されます。
マルチラインのグループ コード |
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グループ コード |
意味 |
100 |
サブクラス マーカー(AcDbMline) |
2 |
最大 32 文字の文字列。このマルチラインで使用されるスタイルの名前。このスタイルの項目は MLINESTYLE ディクショナリに存在しなければなりません。 MLINESTYLE ディクショナリ内の対応する項目を更新することなく、このフィールドを変更しないでください。 |
340 |
MLINESTYLE オブジェクトのポインタ-ハンドル/ID |
40 |
尺度係数 |
70 |
位置合わせ: 0 = 上、1 = 0(ゼロ)、2 = 下 |
71 |
フラグ(ビットコード値): 1 = 最低 1 つの頂点が存在(コード 72 が 0 より大きい) 2 = 閉じる 4 = 開始キャップなし 8 = 終了キャップなし |
72 |
頂点の数 |
73 |
MLINESTYLE 定義内の要素の数 |
10 |
始点(WCS) DXF: X 値、APP: 3D 点 |
20, 30 |
DXF: 始点の Y および Z の値(WCS) |
210 |
押し出し方向(省略可能、既定 = 0, 0, 1) DXF: X 値、APP: 3D ベクトル |
220, 230 |
DXF: 押し出し方向の Y および Z の値(省略可能) |
11 |
頂点の座標(項目は複数個、各頂点ごとに 1 項目) DXF: X 値、APP: 3D 点 |
21, 31 |
DXF: 頂点の座標の Y および Z の値 |
12 |
この頂点から始まるセグメントグループのベクトルの方向(項目は複数個、各頂点ごとに 1 項目) DXF: X 値、APP: 3D ベクトル |
22, 32 |
DXF: この頂点から始まるセグメントのベクトルの方向の Y および Z の値 |
13 |
この頂点での連結の方向ベクトル(項目は複数個、各頂点ごとに 1 項目) DXF: X 値、APP: 3D ベクトル |
23, 33 |
DXF: 連結の方向ベクトルの Y および Z の値 |
74 |
この要素に対するパラメータの数(セグメント内の各要素ごとに繰り返されます) |
41 |
要素パラメータ(前のコード 74 に基づいて繰り返されます) |
75 |
この要素に対する塗り潰しパラメータの数(セグメント内の各要素ごとに繰り返されます) |
42 |
塗り潰しパラメータ(前のコード 75 に基づいて繰り返されます) |
グループ コード 41 のパラメータは実数のリストで、グループ コード 41 に対して 1 つの実数です。リストには 0(ゼロ)個以上の項目が含まれます。最初のグループ コード 41 の値は、連結ベクトルに沿ったセグメント頂点から、線分要素のパスが連結ベクトルと交差する点までの距離です。次のグループ コード 41 の値は、 最初のグループ コード 41 によって定義された点から、線分要素の実際の開始までの、線分要素のパスに沿った距離です。次は、線分要素の開始から、その線分要素の最初の切断(切り取り)までの距離です。連続するグループ コード 41 の値によって、マルチラインのこのセグメントの線分要素の開始および停止点のリストが続きます。線種は、グループ 41 のリストには影響しません。
グループ コード 42 のパラメータも、実数のリストです。41 のパラメータに似ており、このマルチライン セグメントの塗り潰し領域のパラメータを表します。値はパラメータ 41 に等しく分配され、マルチライン セグメントのすべての線分要素に対する値が得られると、それらはマルチライン セグメントに対する塗り潰し領域の境界を定義します。
グループ コード 42 機構の使用の一般的な例は、塗り潰されていないマルチラインが塗り潰されたマルチラインに重なっており、マルチライン編集を使用して、塗り潰されたマルチラインを、その交差部分で塗り潰されていないように表示されるようにする場合です。その結果、影響を受けるマルチライン セグメント内の各線分要素に対して 2 つのグループ 42 が現れます。1 つは塗り潰しを停止するためのもので、1 つは塗り潰しを開始するためのものです。
マルチライン図形およびマルチラインスタイル オブジェクトのグループ コード 2 は、余分なフィールドです。これらのグループは、どのような状況でも変更すべきではありませんが、読み込んだり、その値を使用するのは安全です。変更するための正しいフィールドを、次に示します。
同じオブジェクトのグループ 340。これは、正しい MLINESTYLE オブジェクトを示します。
MLINESTYLE(マルチラインスタイル)ディクショナリ内のグループ 3 の値。この後に、現在の MLINESTYLE のハンドルまたは図形名を持つグループ 350 が続きます。