BLOCK[ブロック登録](DXF)

次に示すグループ コードは、ブロック図形に適用されます。

BLOCK のグループ コード

グループ コード

意味

0

図形タイプ(BLOCK)

5

ハンドル

102

アプリケーション定義したグループの開始。"{アプリケーション名"。たとえば、"{ACAD_REACTORS" は AutoCAD の不変リアクタ グループの開始を示します(省略可能)。

アプリケーション定義のコード

グループ 102 内のコードと値は、アプリケーションによって定義されます(省略可能)。

102

グループの終了。"}" (省略可能)

330

オーナー オブジェクトへのソフト ポインタ ID/ハンドル

100

サブクラス マーカー(AcDbEntity)

8

画層名

100

サブクラス マーカー(AcDbBlockBegin)

2

ブロック名

70

ブロック タイプ フラグ(ビット コード値、組み合わせ可能):

0 = 以下のどのフラグも適用されていないことを示します。

1 = これは、ハッチング、自動調整寸法、その他の内部操作、アプリケーションによって生成された名前のないブロックです。

2 = このブロックは一定でない属性定義を持っています(このビットは、ブロックが一定の属性定義を持っている場合、またはまったく属性定義を持っていない場合はセットされません)。

4 = このブロックは外部参照(xref)です。

8 = このブロックは xref オーバーレイです。

16 = このブロックは外部参照の従属ブロックです。

32 = これは、分析された外部参照、または外部参照の従属ブロックです(入力では無視されます)。

64 = この定義は、参照されている外部参照です(入力では

無視されます)。

10

挿入基点

DXF: X 値、APP: 3D 点

20, 30

DXF: 挿入基点の Y および Z の値

3

ブロック名

1

外部参照のパス名

4

ブロックの説明(省略可能)

ブロック定義が作成されたときの UCS は、ブロック定義内のすべての図形に対して WCS になります。これらの図形の新しい原点は、ブロック定義で定義された挿入基点に一致するよう変換されます。すべての図形データは、新しい WCS にフィットするように変換されます。

モデル空間とペーパー空間のブロック定義

BLOCKS セクションには常に、*Model_Space、*Paper_Space、*Paper_Space0 という 3 つの空の定義が現れます。これらの定義は、ブロック定義内部でモデル空間とペーパー空間の表現を実現します。最初のペーパー空間レイアウトの内部の名前は *Paper_Space、2 番目は *Paper_Space0、3 番目は *Paper_Space1 というようになります。

モデル空間とペーパー空間の図形の分離

モデル空間とペーパー空間の図形が入り交じることは、もはや起こりません。代わりに、ペーパー空間のすべての図形が出力され、その後にモデル空間の図形が続きます。それらを識別するフラグが、グループ コード 67 です。