OLE2FRAME (DXF)

次に示すグループ コードは、OLE2 フレーム図形に適用されます。この情報は、読み込み専用です。OLE2 フレーム図形は OLE バイナリ オブジェクトの一部で、アクセス関数を経由して取得されるため、OPEN[開く]コマンドでは、その値は無視されます。

OLE2 フレームのグループ コード

グループ コード

意味

100

サブクラス マーカー(AcDbOle2Frame)

70

OLE バージョン番号

3

バイナリ データの長さ

10

左上コーナー(WCS)

DXF: X 値、APP: 3D 点

20, 30

DXF: 左上コーナーの Y および Z の値(WCS)

11

右下コーナー(WCS)

DXF: X 値、APP: 3D 点

21, 31

DXF: 右下コーナーの Y および Z の値(WCS)

71

OLE オブジェクト タイプ: 1 = リンク、2 = 埋め込み、3 = スタティック

72

タイル モード ディスクリプタ:

0 = オブジェクトは、タイル モデル空間ビューポートにあります。

1 = オブジェクトは、タイル以外のビューポート(ペーパー空間または浮動モデル空間ビューポート)にあります。

90

バイナリ データの長さ

310

バイナリ データ(複数行)

1

OLE データの終了(文字列 "OLE")

DXF 出力の例:

    OLE2FRAME
      5
    2D
    100
    AcDbEntity
     67
         1
      8
    0
    100
    AcDbOle2Frame
     70
         2
      3
    Paintbrush Picture
     10
    4.43116
     20
    5.665992
     30
    0.0
     11
    6.4188
     21
    4.244939
     31
    0.0
     71
         2
     72
         1
     90
        23680
    310   0155764BD60082B91140114B08C8F9A916400000000000000000506DC0D0D9AC
    310
    1940114B08C8F9A916400000000000000000506DC0D0D9AC194002303E5CD1FA
    310
    10400000000000000000764BD60082B9114002303E5CD1FA1040000000000000
    ...
    ...

AutoLISP の entnext 関数の出力例:

Command: (setq e (entget e3))
    ((-1 . <Entity name: 7d50428>) (0 . "OLE2FRAME") (5 . "2D")
    (100 . "AcDbEntity") (67 . 1) (8 . "0") (100 . "AcDbOle2Frame")
    (70 . 2) (3 "Paintbrush Picture") (10 4.43116 5.66599 0.0)
    (11 6.4188 4.24494 0.0) (71 . 2) (72 . 1))