概要 - オブジェクトと図形のコード(DXF)

DXF™ 形式では、オブジェクトの定義は、図形とは違います。 オブジェクトにはグラフィカル表現はありませんが、図形にはあります。たとえば、ディクショナリはオブジェクトであって、図形ではありません。また、図形は「グラフィカル オブジェクト」とも呼ばれ、オブジェクトは「非グラフィカル オブジェクト」とも呼ばれます。

図形は、DXF ファイルの BLOCKS と ENTITIES の両セクションに現れます。グループ コードの使われ方は、2 つのセクションで同じです。

図形を定義するグループ コードのいくつかは常に現れます。 それ以外は省略可能で、その値が既定と異なるときにのみ現れます。

プログラムを書くときは、ここで示している順序には従わないでください。図形定義の終了は、次のグループ 0 によって示されます。次のグループ 0 は、次の図形定義の開始か、セクションの終了を示します。

注: DXF 処理プログラムを書くときはテーブル駆動方式にし、未定義のグループ コードを無視し、図形内のグループ コードの順序を決めてかかることをしなければ、AutoCAD ® の将来のリリースの DXF ファイルにも簡単に対応できます。AutoCAD の新しい各リリースでは、追加された機能に対応するように、図形に新しいグループ コードが追加されます。