概要 - PLC レイアウト モジュールの生成

AutoCAD Electrical では、何百種類もの PLC I/O モジュールから任意のものを必要に応じて生成できます。さまざまな形状スタイルがあり、どれもシステム上に用意されている単独の完結したモジュール ライブラリ シンボルに依存していません。基準となるラダーの横線間隔がどのような値に設定されていても、モジュールの挿入時に自動的にその間隔に適合するよう広げたり、2 つまたはそれ以上にブレークしたりすることができます。AutoCAD Electrical でこうした操作が可能なのは、PLC I/O モジュールを PLC データベース(ACE_PLC.MDB)のデータからパラメトリックに生成しているためです。

PLC データベースにはスタック シーケンスおよびスタック内の各シンボル上に注釈を付けるための文字値が含まれます。AutoCAD Electrical は、モジュールの構築時に基準となるラダーの横線間隔を読み取り、横線間隔に合わせてスタックを広げたり縮めたりします。挿入処理の間、処理を中断してモジュールをブレークし、別の場所で再開することができます。

パラメトリック PLC シンボルとフル ユニット

パラメトリック PLC シンボルは、¥Users¥Public¥Documents¥Autodesk¥Acade {バージョン}¥libs¥{ライブラリ}¥ に保存されます。

ファイル名は、はじめの 2 文字は「HP」(Horizontal(水平)ラダー横線/ PLC)または「VP」(Vertical(垂直)ラダー横線)で、その後に PLC I/O スタイル番号に対応する数字が続きます。シンボルは、それぞれが属性や配線接続点の異なる構成単位です。AutoCAD Electrical では、使用するシンボルを適切に選択し、データ ファイルで定義された順序で積み上げていき、完全な I/O モジュールを生成します。

PLC データベース ファイル(ace_plc.mdb)を使用して、PLC I/O モジュール生成処理をコントロールします。PLC データベース ファイルは、手動で修正したり、PLC データベース ファイル エディタ(推奨方法)を使用して修正することができます。AutoCAD Electrical PLC データベース ファイル(ace_plc.mdb)は、C:¥Users¥{ユーザ名}¥Documents¥Acade {バージョン}¥AeData¥{言語コード}¥PLC にインストールされます。

パラメトリック PLC シンボルは、それぞれが属性や配線接続点の異なる構成単位です。AutoCAD Electrical では、使用するシンボルを適切に選択し、パラメトリック データ ファイルで定義された順序で積み上げていき、完全な I/O モジュールを生成します。AutoCAD Electrical では、基準となるラダーの横線間隔に基づいてシンボルを挿入し、それらを分解してアセンブリ全体の周囲に長方形ボックスを描画します。その集合の外に 1 つのブロックを作成し、新しいモジュールの属性の注釈を追加します。

PLC ユニットによっては、うまくパラメトリック生成できない場合があります。PLC モジュール シンボルが適切な属性で所定位置に構築され、シンボル名が AutoCAD Electrical の命名規則(ブロック名は「PLCIO」で始まる)に従っている場合、その PLC モジュール シンボルは、[PLC 挿入(フル ユニット)]コマンドを使用して、単一ユニットとして挿入できます。選択されたユニットは、ラダーに挿入され、配線を切断し、その後再接続します。