概要 - 手動パーツ一覧のある図面プロジェクトの部品表を生成する

AutoCAD 図面と部品表のない AutoCAD Mechanical 図面の部品表を生成するには、この機能を使用します。

手動パーツ一覧とは何ですか?

手動で入力されたパーツ一覧は、手動パーツ一覧と呼ばれます。次に示すのは、手動パーツ一覧の例です。

  • テーブルを作成し、パーツとアセンブリの名前を手動で入力します。
  • パーツ一覧をブロックとして作成し、パーツとアセンブリの名前をブロック属性として手動で入力します。
  • パーツ一覧を描画し、パーツとアセンブリの名前を MTEXT として入力します。
  • Microsoft Excel スプレッドシートにパーツ一覧を入力します。

AutoCAD Mechanical では手動パーツ一覧のある図面に対してどんなことができますか?

アセンブリ図面にパーツ一覧が手動で入力されている図面プロジェクトがある場合、AutoCAD Mechanical のパーツ一覧マイグレーション ツールを使用して次のことができます。

  • 図面プロジェクトを解析します。
  • 手動パーツ一覧から部品表を生成します。
  • 手動パーツ一覧を AutoCAD Mechanical のパーツ一覧に置き換えます。
    注:

    パーツ一覧が Microsoft Excel スプレッドシートである場合、ツールによって部品表が生成されますが、パーツ一覧は図面内に配置されません。

  • 手動で作成したバルーンを AutoCAD Mechanical のバルーンに置き換えます。
    注: バルーン マイグレーションは任意で、必要に応じてスキップできます。
  • パーツ参照を配置して、ジオメトリをパーツやアセンブリとしてタグ付けします。
    注:
    • マイグレーション ツールは、図面にバルーンが含まれている場合にのみ、パーツ参照を正しい位置に配置できます。図面にバルーンが含まれていない場合、パーツ参照は図面枠の横に配置されます。
    • 図面に標準部品が含まれている場合、マイグレーションの前にパーツ参照が図面に含められます(標準部品とともに自動的に挿入されます)。標準部品が手動パーツ一覧に表示されている場合、マイグレーション プロセスは別のパーツ参照のセットを追加します。元のパーツ参照は部品表から除外されます。
  • AMTITLE[表題欄/図面枠挿入]コマンドを使用せずに作成された図面枠を、AMTITLE コマンドを使用して作成された図面枠に置き換えます。

図面が各パーツやサブアセンブリがそれ自体の DWG ファイルに描画されているプロジェクトの一部である場合、マイグレーション ツールは部品表の生成を中止します。マイグレーション ツールは、続いて図面間の階層関係の検出し、部品表アタッチ ワークフローを使用して部品表をリンクします。

図面プロジェクトが AutoCAD Mechanical 以外の図面プロジェクト(たとえば、AutoCAD 図面プロジェクト)である場合、マイグレーション ツールは次の処理も行います。

  • プロジェクトのすべての図面を AutoCAD Mechanical 形式にマイグレーションします。

    (部品表を保持できるように図面がマイグレーションされます)

  • すべての図面枠を AMTITLE コマンドで作成された図面枠にマイグレーションします。