AutoCAD Mechanical では、他のオブジェクトの前に配置するオブジェクトを指定することにより、隠線を作成できます。後ろにあるオブジェクトの、重なっている領域は隠線として表示されます。このように互いに重なっているオブジェクトを、「隠線処理」に含まれるといいます。
輪郭線画層または Mechanical 以外の画層上の任意の閉じた輪郭線を前景オブジェクトとして選択できます。AutoCAD Mechanical の自動プロパティ管理メカニズムは、中心線やハッチングなど、隠線処理に適さないオブジェクトを適切に無視します。
AutoCAD Mechanical では、隠線処理の作成に、AMSHIDE と AM2DHIDE[2D 隠線処理]の 2 つのコマンドを使用できます。AM2DHIDE[2D 隠線処理]は Mechanical ストラクチャ以外のワークフロー用に設計されたのに対し、AMSHIDE[関連隠線処理の作成]コマンドは当初は Mechanical ストラクチャのワークフロー用に設計されました。ただし、AMSHIDE[関連隠線処理の作成]コマンドは Mechanical ストラクチャ以外のワークフローをサポートするように後で拡張されました。AMSHIDE[関連隠線処理の作成]は AM2DHIDE[2D 隠線処理]よりも高度な機能が用意されています。したがって、AM2DHIDE[2D 隠線処理]よりも AMSHIDE[関連隠線処理の作成]をお勧めします。